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2011年6月15日水曜日

応仁の乱

 今日の朝日新聞「記者有論」に政治グループ君島 浩次長の意見が「瞑想政局 明治維新?応仁の乱?」と言う見出しで載って居ます。以下その要旨です。
 『民主党が政権を取った時に、菅総理は明治維新の時活躍した高杉晋作に肖り、<奇兵隊内閣>と言いました。今度ポスト菅の有力候補の野田佳彦氏は、坂本龍馬に肖り<にっぽん丸洗い>をキャッチフレーズにして居ます。所詮は安易なパクリです。
 確かに 現在の日本が、明治維新、第二次大戦に続く変革期と言われて久しい。然し 正確に日本史に例えるならば、迷走する今の政局は、戦国時代の争乱の幕を開けた{応仁の乱}(1467~1577)の方に余程近いのではないか?と案じて仕舞う。
 明治維新では <四民平等><廃藩置県><文明開化><殖産興業>を成し遂げた。然し 政権交替で民主党が掲げた「税金の無駄遣いを無くし、天下りの根絶、子育て、年金・医療・介護の心配は無くす」と言う社会の実現は幻想に終って居る。
 だから 此の政権交代劇は、むしろ 鎌倉幕府から室町幕府に移行しただけで、指導層が北条氏から足利氏に代わっただけで、政治はかえって不安定になった。』
 と 言われる通り 今は室町時代かもし知れません。これ程政府・政治家が無力で、その癖<私利私欲>剥き出しのガリガリ亡者ばかりの状態にして仕舞った責任は我々国民に有るのですが、まるで 芥川龍之介の「羅生門」の世界です。私達は あのおぞましい時代の様な辛酸を此れから嘗めさせられるのでしょうか?

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