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2011年6月19日日曜日

延命治療

 <延命治療>と言っても いま話題喧しい菅総理の事では有りません。我が娘の嫁ぎ先の舅の事です。舅は今年の初めから患いまして、胃・食道に癌が有ります。そして脳梗塞を併発して最早助かる見込みは有りません。体中にチューブをぶら下げられて、所謂<延命治療>をして居ります。意識は殆ど無く、よびかけても反応は無く只昏々と寝たきりの状態です。
 <延命治療>を続けると此れから未だ1年~2年も生きると言う話も有りますし、止めれば死亡して仕舞います。其処で 如何にすべきか?と言う難しい決断を迫られる事になりました。
 当の本人は意識が有りませんから決められません。息子と娘が居まして、その二人はもう諦めたので<延命治療>は止めたらいいと言う意見です。理由は治療費と精神的負担が容易ではないからです。然し 姑にとっては永年連れ添った夫ですから、<延命治療>を簡単に諦める事は出来ません。其れは情に於いて誠に忍びない事です。
 人の生き死にを決めるのは神の領域です。誰にも其れは出来ません。だから 我が娘も嫁の立場から此れからも悩まされるだろうと思うと可哀想でなりません。

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