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2011年6月29日水曜日

東電の株主総会



 東京電力株主総会 会場のプリンスホテルは不測の事故が起きてはと、ピリピリ神経を尖らせて、警察の機動隊250人の出動を要請して、まさに戒厳令下の開催になりました。
 予想通り 株主の関心は高く、8,000人の席を用意しましたが、其れを遥かに超える9,305人の出席者が有りました。
 先ず 勝俣会長の原発事故の「お詫び」に始まり、清水社長の「決算報告」の1兆2,500億円の赤字が報告されると、会場はヤジ・怒号の坩堝となりました。然し 個人株主の「脱原発」の提案は、事前に東電が大株主の金融関係に根回しをして居り、アッサリ否決されました。
 何しろ 事故前の株価が一時¥2,000だったのが、¥200になって仕舞ったのですから、その含み損たるや莫大で、株主さん達のお怒りは半端じゃないのです。大体 電力株を買う人は、仕事を定年退職して、その退職金を全部注ぎ込んで、配当金で悠々自適の生活して居る方々が殆どです。又 其れがサラリーマンの理想のパターンとして、憬れの的だったのです。
 其れが突然此の有様ですから、一説では全国に9万人居ると言われる東電の株主は、其の殆どが老後の生活が成り立たなくなって仕舞ったので、事態は極めて深刻です。噂では 株主総会の会場前で焼身自殺をする人が出る、と言われて居ましたが何事も無かったようでした。然し 政府は此の株主の救済は全然考えて居ません。此の株主達も被災者ですが・・・結局 大企業と政官界の汚い癒着が此処でも露わになりました。

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