2011年7月20日水曜日
PK線
<PK戦> 何と言う残酷で酷いルールでしょう? Wカップ女子の決勝戦で行われた決着の付け方ですが、何故 此の様にして黒白を付けて仕舞わなければいけないのでしょう?<両チーム優勝>にしてもよかったじゃないでしょうか?ラグビーにはそう言うルールが有ります。
世界中の目が見守る中、ゴールキーパーと1対1で向き合った瞬間のキッカーとキーパーの気持ちは、私には全く想像を絶する世界です。もし 私が あの場に立たされたら、「グワバッ!」と口から心臓を吐き出して死んで仕舞うでしょう。とてもあの緊張感に耐えられる神経は有りません。
海堀あゆみ選手は見事でした。あの場面で実に冷静に、相手のシュートコースを読み取り、1本目を見事に止めました。然も足で!
此の勝負は あの1本で全てが決まったと言えます。あのシーンはテレビで繰り返し放送されたのを見ましたが、最後までボールから目を離さず冷静に動いて居ました。あの若さで、あんな大変な場面でよく出来たものだと感服しきりです。きっと厳しい厳しい練習を汗と涙にまみえ乍頑張って来た事でしょう。
この試合で もしアメリカに勝つ事が出来るとすれば、PK戦に持ち込むのが唯一の作戦だと思いました。何しろ 体格も、パワーも、スピードも、スタミナもみんなアメリカには敵いません。だからボクシングで言う<クリンチ作戦>で、PK戦に持ち込めば、あとは運ですから、勝利の可能性は五分五分です。
PK戦では海堀選手がヒロインですが、其処へもちこむ事に成功した沢選手以下他の全メンバーも勿論ヒロインです。此のヒロイン達は休む間もなく、ロンドンオリンピックのアジア予選に備えなければなりません。本当にお疲れさまでした。
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