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2012年6月5日火曜日

静岡空港 2009年6月に開港して丸三年になります。此の空港を建設する時に、大勢の反対が有りました。
 第一に 東京から近過ぎる事。静岡県は東西150キロに及ぶ長い県で、県の東部は東京に近く、買い物も、観光も新幹線で一時間足らずです。
 県の西部は名古屋に近く、同じく一時間足らずの距離です。県の中部は、東京でも名古屋でも何れも一時間チョイの距離で、今や新幹線や東名高速道路で極めて短時間に行けるので、インフラが恵まれ過ぎているくらいです。
 其れなのに 当時の石川知事は まるでモノに取りつかれたかの如く「空港建設!空港建設!」と叫び続けて、とうとう建設して仕舞ったのです。
 立地条件等々 様々な問題はありましたが、一番の問題は<果して利用者が居るのか!?>と言う事でした。建設以前から大きな問題として議論されて居ましたが、石川知事は「年間120万人の利用者が有る」と公言して、並み居る反対者達をなぎ倒して強引に建設したのです。
 次が 空港を作っても就航して呉れる航空会社が有るのか?と言う事です。各社共 利用者数をシミュレーションして、難色を示しました。一番消極的だったのは日本航空でした。
 其処で驚いたのは 石川知事が日本航空に<登場者保障>をするから就航して欲しい と言う条件を出したのです。もし 年間を通じて搭乗率が70%に達しない場合は、静岡県が1億5千3百万円を日本航空に払う と言う実に屈辱的条件で、<登場者保障>をすると言うのです。
 其処までして、年間利用者数120万人と唄って仕舞った以上、、あとに引けない恥も外聞も無い<滅茶苦茶県政>です。
 結局 開港1年目の年間利用者数は50万人そこそこでした。其処で120万人の目標を下方修正して70万人にしました。其れも 到底達成出来ずに今年6月の3周年で、今度の川勝知事は「70万人の目標は断念する」と宣言しました。
 当然です!最初から無理な事は分かって居ました。1900億円の建設費を懸けて年々利用者が減り続けて居る静岡空港は、税金の無駄遣いの典型です。
 因みに 日本航空への<登乗車保障>は結局静岡県が払いました。県民の血税です。こんな連中に税金を払うなんて・・・もう 嫌になりました!!

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