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2008年11月30日日曜日

くたばれ!!竹中平蔵

竹中平蔵さんが 又 なにか言ってます。
「世界に於ける日本の地位が落ちぶれている。その原因は、政治の迷走もあるが、日本人個人の力が下落している」と言うのです。 だから もっと個人が力を着けなければならないとのご託宣です。
私は此の先生をまったく信用しません。厚顔無恥とは此の男の事を言います。
何故なら バブルが崩壊した不況の最中2001年、「IT産業は500万人の雇用を創出する」と言う大ボラを吹いて、これが不況対策に手詰まりで困っていた小泉首相の目に止まって財政特命大臣になりました。然し 彼の言葉と裏腹に各企業はITの発達のお陰で更に合理化を進め、雇用を創出するどころか益々失業者を出してしまったのです。
その結果に就いて 全くの弁明も無く、其の侭小泉総理の側近として居座り続けた図々しさでありました。まさに恥を知らない奴です。それが最近また「日本の地位が落ちぶれている」なんて良く言うワ!! 落ちぶれさせたのは手前ぇじゃないか!!余りの無責任さ、厚かましさには呆れて言葉がありません。 俗に言う「経済学者」とか「評論家」と言う人種は斯様に厚顔無恥にして世の中に拭い難い害毒を垂れ流しても全く頓着しない悪者ですから、抹殺されるべきです。
 もう一人 抹殺されるべき男がいます。堺屋太一です。彼はバブルの前、「智価革命」なんて本を書いて、経済企画庁長官に就任しました。そしてその結果バブル経済を招く一因を作ってしまったのです。 「智価革命」とは 「此れからの世の中は物より知恵の時代が来る。だから知恵を使ってお金を稼ぐ事が主流になり、<智価革命>が必要・・・と言った事柄がクドクドと書かれていて、私も時代に遅れまいと購入して読みました。けれども 何も参考になる事は書いてありませんでした。
 結果 狂乱バブルになり、ホリエモンだとか言う投機で銭儲けをする輩が出て来て、マスコミも彼こそ時代の寵児だと持て囃し日本全国馬鹿踊りに狂ったのです。此の責任は 明らかに堺屋太一にあるのです。だから 彼も抹殺されるべきです。

2008年11月29日土曜日

内定取り消し

今年「採用内定通知」を出しておきながら「取り消し通知」を出した酷い会社が沢山あるそうで驚いてます。随分惨いはなしです。 まるで 二階に上がらせておいて梯子を外すのと同じじゃありませんか そんな惨い話ってありますか此れは犯罪です。 理由は「景気が急激に悪くなったので・・・」と 勝手な事を言ってます。そんな理屈が通るなら、採用した時の責任はどうするのでしょう??其の時の経済見通しをしたのは社長以下幹部全員の重い責任がズッシリとかかって居る事は充分覚悟していた筈です。それを軽々と翻して「予想よりも景気の悪化が酷かった」なんて恥ずかしがりもせずよく言うよ!!です。結局の処そいつ等には経営者としての責任感も誇りも能力も無いと言うことです。   人生の初めての門出を希望に燃えて迎えようと言う彼ら・彼女らを自分達の保身の為だけに弄んで全然自責の念に苛まれる事は無いのでしょうか??景気見通しを誤ったと言う事はその能力が無い と言う事ですから純真無垢な学生諸君の採用取り消しをする前に、自分のクビを切ったらどうでしょう。  どうですか?悪徳経営者諸君達ョ!!

その方がよっぽど世間は納得するでしょう。

naiteitorikesi

2008年11月28日金曜日

床屋さん

「床屋さん」に行って来ました。2か月ぶりです。本当はもっと早く行くつもりでしたが、急に寒くなったり、風邪を引いてしまったりでやっとの事で行きましたので久し振りにサッパリしました。

「床屋さん」と言う言い方は今はあまりしないそうですが、私には此の言い方が何ともノスタルジックで子供の頃の思い出に繋がります。まだ小学生だった頃、家のすぐ近所に「床屋さん」がありまして、其処に綺麗な娘さんが居ました。その床屋さんは椅子が3台しかない小さなお店で、親父さんと奥さんと娘さんの三人でやってて、けっこう繁盛してました。順番の関係で、うまく娘さんに当たればラッキーで、当たらなかったらガックリでした。運良く娘さんに当たって「○○チャンいらっしゃい」と呼ばれた時の天にも昇る幸福感は今でも忘れません。そして眉毛の下を剃って貰うときのいい気持は「我が人生に悔い無し」なんて小学生の癖に思ったものでした。

ある日 その娘さんの姿が見えないので、奥さんに「どうしたの」と聞きたかったのですが勇気が無くて聞けませんでした。後日風の便りに聞きましたら、なんでも男の人と駆け落ちしたと言うことでした。其れを聞いた時、子供心に大きなショックを受けまして、「床屋さん」には特別の思いがあります。

2008年11月27日木曜日

超嫌われ者の日本の漁船と商社

世界マグロ会議で三年後にマグロの魚獲が現在の半分に制限する事を決めました。と言うより、決められたと言った方が正しいでしょう。その原因は日本漁船の乱獲と、商社の乱買いです。

漁船の乱獲は昔から有名で、外国の漁業者から「日本の漁船が来ると海が空っぽになる」と言われたものです。それも 魚の獲り方がエゲツナイからです。北方のサケ・マス漁業で、日本漁船団は取敢えず満船になるまで魚を獲り、そして もっと魚価の高い魚(銀サケ等)が発見出来ると、満載した魚を海に投棄して高価な魚を獲るのです。それを目撃したロシア(旧ソ連)の漁船などから激しく抗議がありましたが、日本側の対応は鈍く、結局北方の海域から締め出されてしまったのです。それでも その酷い行為は止まず、闇で続けられています。それには止められない切実な理由があるからです。つまり 遠洋漁業の会社は分不相応の設備過剰で莫大な借金を抱えていまして破産寸前だから止めたくても止められない状態なのです。此のヤケッパチの操業が世界の顰蹙を買い、締め付けの理由になっているのです、

一方 商社の方はマグロ等を輸入すれば儲かるとばかりに、外国(主に後進国)の漁業者を札束で頬っぺたを叩いて煽り捲り、乱獲をさせた挙句が世界中のマグロなどの資源の危機を招いたのです。今や商社の置かれた立場は厳しく、「無用論」まで囁かれる状態ですから、世界各地に駐在する社員に対するノルマは過酷で、何らかの実績がないと現地解雇も有り得るそうですから、資源の事なんか考えて居られないのです。

日本人には困ったものですねぇ~

2008年11月25日火曜日

美人薄情!?!

今日の小和田先生の講義は「今川家と、小田原北条家の滅亡のくだり」でした。

今川義元が 織田信長に田楽狭間(桶狭間)で討ち死にしてから、残った今川氏実一同は、今の静岡市の駿府城跡に有った今川館に居ましたが、武田信玄が攻めて来ましたので、今川館は平地に有り、守りきれないので、静機城(しずはたじょう)に籠ろうと一族郎党其方に向かいましたが、さすが信玄はそれを察知、先回りをしてしまいました。仕方なく今川一族郎党は掛川城に籠る為に向かいましたが、掛川城は信玄と密約した徳川家康が先回りして居て哀れ今川家は滅亡しました。

小田原北条は小田原城を過信していました。以前 上杉謙信や武田信玄に攻められた経験があり、其の何れも「籠城作戦」で撃退しました。小田原城は籠城に適していて1年でも2年でも平気で持つと言われて居ました。上杉軍も武田軍も、其の軍の編成が「兵農未分離」なので、軍事行動が出来るのは「農閑期に限られていた」のです。だから小田原北条軍は城に籠ってジッとしていれば敵軍は農繁期になると引き上げなければなりません。 

それが織田信長が考案完成した兵農分離の編成部隊21万を率いた豊臣秀吉にビッシリと包囲されてビックリしました。 第一そんな大部隊が箱根山を越えて来るとは思いも寄らない事でした。先ず当時は兵糧の輸送は馬か人間が背負って行くかですが、あの険しい箱根の山道を21万人分の人馬の食糧の輸送は出来ないだろう、と言うのが小田原北条の予想で、「サル奴に出来るものか!!」とせせら笑っていた事でしょう。

ところが 秀吉軍には石田光成と言う数学・簿記を駆使して補給をする天才がいました。光成は箱根山を通らず、海上輸送をしたのです。小田原港には大きな船が入港できません。そのため沼津に莫大な量の人馬の食糧等を集積して、あとは小船に積み替えて伊豆半島を迂回して小田原まで回漕したのです。伊豆半島中の小船を買占め、まるでベルトコンベアの如く全くロス無くやり遂げたのです。小田原軍は腰を抜かしました。いつの間にか小田原の城下は秀吉軍でビッシリになってます。おまけに京都から歌舞音曲演芸師を読んでお祭り騒ぎです。城内からこれを見た籠城軍はショックの追い打ちを喰らいます。そして 此処で駄目押しです。有名な「小田原の一夜城」ってヤツで、お城の正面から見える山の中腹にカキワリなどで城を書き周辺の木を伐採して、あたかもお城を一夜で築いた様に見せたのです。これがとどめで、「秀吉は神か?天狗か?」と城内一同 肝を潰してたちまち降参しました。

さて 此の講義を聞いて帰り道、静大の坂道を降りる時、綺麗でスタイルのいい女子学生の一団が私の後ろから追い越して行きましたので、彼女達に遅れまいとして道に落ちてて居た銀杏の実を踏んだらしく、スッテンコロリと転倒して、尾丞|骨をイヤと言うほど打ちました。余りの痛さに声も出ず、暫くは唸って居ました。 それなのに彼女達は私に「大丈夫ですか?」と声をかけるでもなく。助け起こすでもなく。綺麗な顔と長く美しい足で通り過ぎて行きました。なんと冷たい事か!!くやしぃー!

美人薄情!!

2008年11月24日月曜日

アメリカの厚かましさ!!

昨日に続いて アメリカの厚かましさにもの申します。アメリカのビッグ3と言えば勿論GM・フォード・クライスラーの自動車メーカー三社のことです。これがまた経営危機で放って置けば来年2~3月には破綻するそうです。 此の三社は決算の度に赤字を計上しては、リストラをしたり、会社の資産を売却したりして急場を凌いで来ました。経営者も何度か交代してます。それでも会社の建て直しが出来なくて、愈々破綻する破目に陥ったようです。

此のまま三社を破綻させてしまうと三百万人とも五百万人と言われる失業者がいっぺんに出るそうです。更にその下請け会社で働く人達まで数えると一千万人を超す人達が失業して路頭に迷うことになり、アメリカ中が大パニックです。そこでアメリカ政府は莫大な公的資金を投入して此の三社を救済する方向だそうですが、その救援要請に行くのに、三社の社長たちは自家用機で乗り付けたと言います。民間の航空会社の定期便を利用すれば例えファーストクラスでも8万円で済むのに190万円も賭けて行ったのです。「救済のお願い」に行くのにです。これじゃ赤字になる訳で、救済しても無駄かも知れません。

此れはいったい誰の責任でしょう?? 勿論 第一にブッシュ大統領です。それから今年のノーベル経済学賞受賞者ポール・クルーグマン博士の意見ではグリーン・スパン前FRB議長です。グリーン・スパン氏はこんにちの此の有様を予見して居ながら。全く何も手を打たなかった、つまり「危機に臨んで何もしなかった責任」が有ると言うのです。実に明快なご意見です。

そして グリーン・スパン氏はサッサと辞めてしまい、戦争で罪無き人々を殺してしまったブッシュ氏は間もなく辞めて混乱の外に逃げて行こうとして居ます。此の侭行かせてしまっていいものでしょうか??オバマさん いいの?? アメリカ国民の皆さん いいの??

2008年11月23日日曜日

ポール・クルーグマン博士

此の人は 今年のノーベル経済学賞を受賞した、プリンストン大学教授です。此の博士の偉いところは、ずっと以前からアメリカの「金で金を稼ぐ危うい経済構造」に終始一貫して警鐘を鳴らして来たことです。サブプライムローンに、AAAの格付けをして世界中にばら撒いたのも、レバレッジと言う青天井のバクチ投機を野放しにしたのも「みんなアメリカの投機で稼いで暮しを立てる経済体質」が要因だと言うのです。バクチ好きはお金はバクチで稼ぐものと言う固定観念が骨の髄まで沁みついてしまった人々ですから、真面目にコツコツ働いてお金を稼ぐのが馬鹿馬鹿しくて出来ないのです。負けても 次に勝って取り戻せばいいや、と言った屁理屈で借金までしてのめり込んだ結果地獄に堕ちるのです。

今のアメリカの状態がまさに此れです。然し困った事にアメリカと言うバクチ打ちは世界中に借金のツケを回して酷い迷惑をかけていますが、一言のお詫びも反省も無く、厚かましく世界中に協力要請をしています。此の厚かましさこそアメリカなんです。アフガニスタンも、イラクも、世界中に迷惑のタネをまき散らしておいて「世界の平和の為」などと言う大義名分を振り回して「協力しろ」と平気で言うのです。日本は唯々諾々として羊のように従順に従うのです。誠に情けない限りです。

クルーグマン博士は アメリカ人でありながら此のアメリカを批判して警鐘を鳴らして来ました。ブッシュ大統領を常に批判する発言をしてきた此の人にノーベル賞を授与する事には大きな意味があると思います。アメリカ的資本主義が終わった事が認められたのです。

2008年11月22日土曜日

労働地獄・サービス残業

最近 未だサービス残業が話題になっています。と言うのは企業が不況対策としてリストラをした結果、人手不足になり、正社員にその分のしわ寄せが来てるのです。

「またか!!また同じ間違いをしている!!」と言う慨嘆を禁じえません。 先のバブル崩壊後、兎に角帳尻さえ黒字にすればいい、と知恵も工夫も無い凡くら経営者共は滅多矢鱈とリストラをやりました。現場から「人手が足りない!!過労で病気になる!!」と言う部下の悲鳴にも耳を貸さず、鬱病人が出ようが、病死者が出ようが、世間から非難轟々で、裁判沙汰になろうが全く無視して、唯々決算報告書に黒字を計上して株主総会で得意満面の報告をする為だけしか頭にない冷酷無残な奴らですから、「人手不足は管理職や正社員のサービス残業でカバーしろ」と言って、月に100時間を超すサービス残業を強制して前回の反省もしてません。むしろ 前回苦しい思いをさせられた連中が、今は経営者の立場になって居て、「あの時の苦しみを、後輩たちに味あわせてやる!!」とばかりに苛斂誅求な労働を課すでしょう。「いやなら辞めろ」が決まり文句です。

私も 現役の頃 社長から人員削減を言い渡され、クビにすれば再就職は不可能で、明らかに生活苦が目に見えている社員に「退職勧告」をした時の辛い思いは今も忘れられません。あの社長 今また不況の嵐に揉まれて、今度はどうするのでしょう?いっそ自分のクビを切ったら・・・!?!

2008年11月21日金曜日

タバコの匂い



今朝の日の出に映える富士山です。この素晴らしい景色を眺められるのは世界中で此処だけだと自負しております。

今日はゴミ出しの日でした。集積所まで行く途中、ご近所の家の前を通りましたら、丁度そこのお嬢さんが御出勤になる処でした。素晴らしい美人で顔は勿論スタイルも抜群で、「お早う御座います」とニッコリ笑っての挨拶をされただけで此方の心は幸せいっぱいになります。 然し 次の瞬間プーンと匂って来たのはタバコの匂いでした。折角の幸せの気持ちが一瞬にして消え去ってしまったのです。最近は若い女性の喫煙率が高くなっているとは聞いていましたが、まさか彼女までが・・・とは、夢破られてガッカリです。

2008年11月20日木曜日

一人暮らしは忙しい!

今 妻が帰郷してまして 一人暮らしをしています。 毎日の生活はマイペースで、誰にも干渉されずに自由気儘ですから、楽しい日々を送っています。   ところがこれがなかなか忙しいのです。

朝 食事をしながら洗濯をします。すると電力会社がメーターの検針にきます。そしてご近所の方が回覧板を持ってきます。洗濯の途中でそれらの対応をします。だから 味噌汁は冷めちゃいますし、食事も満足に出来ません。 すると電話が鳴ります。一日に5~6本はかかって来ます。車の販売、保険の販売、株のお勧め、ブロバイダーのお勧め、家のリフォームetc、景気が悪くなったので、益々売り込みが激しくなってきました。一たび電話に出ると相手は必死に喋ります。大体アルバイトのオバサンですが、大きな声で何か紙に書いたものを朗読しているらしく此方の相槌を待たずに喋りまくります。途中で「やめて下さい」と口を挟む余地を与えません。

全く迷惑な事です。電話と言うヤツは無理やり電話口へ呼び付けられて「車はいかが?」「あなたの安心のために保険はいかが?」「確実に儲かる株がありますが・・・」等々と車張りまくられるので閉口します。その度に用事を中断させられて・・・何とか防ぐ方法は無いものでしょうか? 

2008年11月19日水曜日

駒澤大学 デリバティブ!!

駒澤大学が資産運用で最も危険だと言われているデリバティブに手を染めてなんと150億円もの損害を出していたんですね。全く素人の火遊びにしては被害甚大です。 大体 デリバティブなんて博打です。手持ちの資金の10倍まで貼ることが出来ますから、儲かる時は大儲けが出来るけど、損をしたら悲惨です。此の度の様に大暴落したら元手の何倍もの損をしてしまうのです。そんな初歩的な知識も無い大学関係者が、投資会社の甘い言葉に騙されて150億円もの莫大な損害を出して・・・どうするんでしょうね??

私の知人で、やはりデリバティブをやってた人は 到底返済出来ないほどの借金を作って夜逃げをしてしまいました。景気のいい時には、自分は黒のヴェンツ、奥さんは赤のヴェンツを乗り回し、「今日は何百万儲けた」とか景気のいい話をして近所も羨む暮らし振りでした。然し株のアッと言う間の大暴落です。彼らはきっと「やめてぇー!!赦してぇー!!」と叫びながらそこいら中を走り回った挙句 姿を消してしまったのです。お金はチャンと額に汗して稼ぐものなんです。 あの人達 今頃 何処で何してるのやら・・・

2008年11月18日火曜日

東川達也さん 無残!!

大阪の富田林市で16歳の新聞少年・東川達也さんが轢き逃げの挙句に9kmも引き摺られて殺された事件は、余りにも可哀想で堪りません。聞けば親孝行で、真面目で、素直な優しい少年だったそうで、猶更ながら彼の気持ちを想う時、衝突されてから引き摺られながら未だ10分間位生存して居たその瞬間は「さぞかし痛かったろう、苦しかったろう、何とか助かりたい。誰か助けて!!と叫ぶ事も出来ず、無念の極限で亡くなった」のでしょう。まさに想像を絶するものがあります。

犯人は酔っぱらい運転でした。然も 半年前に酔っぱらい運転で免許停止処分をくった前科がある男だと言うじゃありませんか!!何たる事ですか!! そもそも 飲酒運転の常習者には免停処分は軽すぎます。こう言う奴は極めて再犯性が高いのです。だから懲役刑にすべきです。そして 今回の事件の様に轢き逃げの罰則は最高でも懲役20年で軽すぎます。これは明らかなる殺人です。それも単純なものではなくて未だ生きて居る被害者を、すぐに手当てをすれば助かったかも知れない被害者を9kmも引き摺って殺したのですから単純な殺人ではないと思います。死刑だ!!それも籐丸駕籠に乗せて市中引き回しの上、死刑にすればいいのです。

東川達也さんのお父さんが「犯人を 同じ目に遭わせてやりたい!!」と仰った気持ちがよく分かります。犯人は 今回の事件を全て「酒のせい」にして自分を納得させてしまうでしょう。酒癖の悪い奴はいつもそうです。「酒の上の事だから、どうかお赦しを」・・・と言っては他人に甘えます。卑怯です。そんなのは嘘です。詭弁です。古来「酒飲み 正体失わず」と言われて来たように、酒を言い訳の道具にしてきた日本人の悪しき習慣ですから、赦してはいけないのです。飲酒運転が無くならないからです。

2008年11月17日月曜日

最後の一葉



春 あの豪華な美しさを誇った桜も、季節の移ろいとともにすっかり葉を落として、最後の一葉となりました。

O・ヘンリーの世界です。 田舎から都会へ出て来て一人暮らしの若い女性が、重い病に倒れ 安アパートのベッドの上から冷たい風の吹く窓の外を見やりながら、寂しく「あぁ あの一枚だけ残った葉っぱも、此の冷たい風に吹かれて間もなく散るのね。其の時 わたしも死ぬんだわ・・・」と呟くのです。そしてある夜 激しい風雨がやって来ます。当然 此の葉っぱは強い風邪と雨に吹き飛ばされて仕舞ったと思っていました。

ところが 奇跡的に其の葉っぱが木の枝に残っていたのです。其れを見た彼女は気力を取り戻し元気になりました。 そこには 一人の老人の信じられない努力が有ったのです。彼女の事情を知った老人は、其の夜 激しい風雨に打たれながら、最後の一葉が落ちない様に木に登って必死に葉を支えて居たのです。そして 肺炎になり、亡くなりました。

此の桜の木も、実は もう八月頃から来年の春に咲く準備をしているんだそうです。寒風に吹かれて寒々しく見える枝の中では逞しく次の晴れ舞台の準備をしているのですね。

2008年11月16日日曜日

一人暮らし

今日は昨夜来の雨です。此の処乾燥した日々が続いてましたので丁度良いお湿りになるでしょう。大阪では何故か集中的にインフルエンザが流行してるそうで、何か悪い鳥でも飛んで来たか?それとも何か良からぬ国で、良からぬ行為をしてきた奴が大阪に帰って来たか・・・でも 此の雨で流行の勢いが衰えてくれればいいのですが。

現在 妻は実母の一周忌で実家の福岡に帰っています。だから私は一人暮らしをしています。 うるさい人が居ないので、気侭にのんびりと暮せると思いきや、これがけっこう忙しいのです。セールスが来るヮ、回覧板が来るヮ、間違い電話が来るヮで堪りません。一応三食自分で作って居ますのであれこれやってますと時間の経つのの早い事・・・一日がアッという間に過ぎて行きます。そんな中で 一番腹が立つのが間違い電話です。似た番号の家があるのでしょう。同じ人から何度もかかってきます。「○○さんですか?」「違います」すると「御免なさい」も「すみません」も無くいきなりガチャンと切るのです。年配のオバサンですが、失礼も程があります。今度かかって来たら「そうです!」と言ってからかってみようかな!?!

2008年11月15日土曜日

放送会社が赤字に転落

日本テレビ、テレビ東京と言ったテレビの放送会社が赤字に転落したそうです。 此れだけ酷い番組ばかり放送して居れば当然の流れです。番組制作を下請け会社に丸投げして、適当なアンチョコ番組を流して視聴率を稼ごうなんて虫が良すぎて、視聴者を馬鹿にしてます。関西芸人を沢山ひな壇みたいな所に座らせて、適当なトークで視聴者を引き付けようなんて真面目な仕事とは言えません。NHKがモタモタと不祥事ばかりやってるので民放各社も仕事なんか適当でいいのだという風潮になっちゃったのでしょう。

今まではテレビ業界は時代の寵児で、儲かって仕様がなくて何の能力も特技もない女子アナが、都心の高級マンションに住み、高級ブランド品を持ち、高級外車を乗り回すオイシイ時代は時の流れと共に終わるでしょう。ひとたび失った視聴者の信頼はもう取り戻せないでしょう。それに 世界大不況でスポンサーの目は今までに無く厳しくなります。コマーシャルの量も激減します。そして経営危機に陥るのです。だけど 民放各社には見るべき資産はありません。番組は下請け丸投げで制作のノウハウは全然残って無いし、設備も無いし資産価値のありそうな物と言えば会社の建物位ですが、それも会社が苦しくなれば、運転資金の借り入れ抵当に入っちゃうでしょうから何も残りません。高級マンション暮らしも、ブランド品も、外車も、会社も雲を霞と消えてしまうのです。


そして 日本は誰かが言ってました「美しい国」に・・・なるかな???

2008年11月14日金曜日

石油元売り会社のボロ儲け

原油価格は現在「1バーレル 55ドル」です。一時145ドルまで値上がりしました。其の時のガソリン価格は1リットル¥180でした。そして今は原油価格が約1/3になったのに、ガソリン価格は¥125で、約1/2です。おかしいですね。単純比較で¥60くらいにならなきゃいけないのに・・・此の辺のエゲツナサが石油元売り会社の姿です。

第一次オイルショックの時、当時の元売り会社のボスが「今や 千載一遇のチャンスだ。今こそ大いに儲けよう!!」と 文書で元売り各社に配布して、バレて問題になりました。何と言う馬鹿な人間でしょう。その馬鹿な連中の後を継いだ馬鹿が、ボロ儲けを企んで居るのです。そして「儲かった!儲かった!!ウィッヒッヒ」と喜んでいるのでしょう。世の中は超不景気で大勢の人々が苦しみのどん底にあると言うのに・・・

2008年11月12日水曜日

サンヨー電機

サンヨー電機が松下電器(パナソニック)の子会社として吸収合併されることになりました。創業者の井植歳男さんも草葉の陰でさぞかしお嘆きの事でしょう。井植さんは云わずと知れた松下幸之助の妹婿。最初は松下さんと一緒に働いて居ましたが、1950年に独立してサンヨー電機を創業しました。独自の技術で噴流式洗濯機で市場を席巻して、「洗濯機のサンヨー」と言われたり、最近では「太陽光発電のサンヨー」と言われました。

然し 2004年の中越地震で新潟の半導体工場が500億円超の罹災をしたのに、地震保険に入って無かったと言う、阪神淡路大震災の経験をした会社にあるまじき失態をしたり、携帯の電池130万個不具合で回収したり、不正な経理処理が発覚したりで、もう滅茶苦茶になりました。折角の創業者の強い意志である、「独自の技術で松下とは一線を画す」のが、遂に守り切れずに松下の軍門に下る事になってしまいました。この責任は今までの経過を見ますのに、「中間管理層の怠慢」にあるでしょう。よく何か問題が起きるとトップの責任として、社長が辞めたりしますが、サンヨー電機の場合は、此れほどの不始末が連発するのは実務者レベル(部長。課長クラス)の気の緩み、怠慢としか考えられません。多分 松下(パナソニック)に吸収されたら、彼らは即馘首になるでしょう。

オグ・シオもコンビ解消したそうですが、サンヨーも辞めるかも・・・

2008年11月11日火曜日

応仁の乱

今日の小和田先生の講義からです。

『応仁の乱 普通はそう言いますが、歴史研究家の間では「応仁・文明の乱」と言います。 と言いますのも この乱は応仁1年(1467)にはじまり文明8年(1478)の11年間続きましたが、応仁年間は2年で文明年間の方が9年間と、永く続いたからです。』

以下は私の個人的感想です。 時の室町幕府は無為無産で政治力も権威もなく、各地で台頭して来た土豪、地侍たちに完全に舐められていました。そこへ八代将軍足利義政の跡目争いが元で京都の街中を破壊し尽くした騒乱が起きたのです。東に細川勝元、西に山名宗全が陣取り11年も続いきました。その間将軍義政は何もせず、何も出来ず、全く他人事のように放置して、お茶、庭園と言った風流の道に熱中していたのです。

その所為で人民の苦しみは極限に達して、人殺し、略奪をしなければ生きてはいけない状態にまで追い込まれて仕舞った訳です。丁度芥川龍之介の羅生門の世界です。此れって今の日本の状態に似て居ませんか!?!親が子を殺し、子が親を殺し、無差別殺人が横行する今の日本と同じに思えてきます。政治家も、役人も、企業家も 何にもしませんから・・・

2008年11月10日月曜日

冬支度

昨日からの寒さは「酷いぃ~!! 赦してぇ~!!」であります。

愈々来ます大嫌いな冬が・・・ 毎年冬の入り口で恒例?でインフルエンザに罹ります。勿論予防接種は受けてます。 然し 朝晩の気温が10℃を下回る時期になりますと、突然高熱が出て座って居ても寝て居てもグルグルと目眩(めまい)がして苦しくて堪りません。当然食欲は無く、眠れませんから辛い事この上なしです。何とか眠らなければともがきますけれども家がグルグル回って、まるで大時化の海に浮かぶ小舟状態です。いったい自分はどうなってしまうのか?と言う不安と目眩で思わす「助けて!!神様!!」と叫びたくなりますが声が出ません。

三年前 初めて罹った時には、「もう此の侭死ぬのか!?!」と言う不安に襲われました。 でも 一昨年、去年とかかった時は経験者でしたから、 熱が下がるのをひたすら待つしかないのが分かってました。そして ふと思いついたのが目眩を忘れるには大声で「♪松健サンバ♪」を歌えばいい事を発見しました。それからはベッドの上で必死に「♪松健サンバ♪」をうたって病の癒えるのを待ちました。

でも 苦しい事には変わりありませんから、もう罹りたくありません。そこで今年は去年までとは違う対策を考えました。 それは つまり「太る事です」。 今までダイエットして12kg痩せましたが、医者からそれでは体の抵抗力が落ちてしまい、インフルエンザに罹りやすくなるかもしれない。と注意されたのです。だから 今年は少し太る様に努力しました。私は冬になると自動的に痩せる体質です。気温が10℃以下になると新陳代謝が衰えて食欲が無くなり、痩せてしまうのです。 今のところ 58kgを維持しておりまして、此の侭行ければ今年こそインフルエンザに罹らずに済むかも知れないと願って居る次第であります。

2008年11月9日日曜日

トヨタ自動車 減益!?!

トヨタ・日産・ホンダを始めとする国内の自動車メーカーが軒並み減収・減益だそうです。

でも 赤字じゃありません。だから何もガタガタ騒ぐ事はないのに「リストラだぁー!!」とか「ボーナスカットだぁ~!!」と経営者たちは鬼の首を獲った様に喚き散らして居ります。アメリカのGMや、フォード、クライスラーなどは正真正銘の赤字ですから大変ですが、未だ黒字で、今迄に比べて利益が減ったくらいで大騒ぎとは まぁ ちいせぇ ちいせぇー!!

すこしでも不景気風が吹くと ソレッとばかりやることはワンパターンのリストラ・ボーナスカット・賃上げカットと猫も杓子もネガティブゾーンに逃げ込みます。全く 知恵も無ければ工夫努力をしようと言う意欲のカケラもありません。経団連、日経連の諸君! 経営者達をもっとポジティブに成る様教育して下さい。そうしないと日本は、失業者ばかりの夢も希望もない国になってしまいます。

2008年11月8日土曜日

続 アメリカの大統領

何しろ 世界一の軍事力を持ち、経済力を持った国の大統領ですから、古代ローマ帝国のカエサルよりも強大な権力者などと言われた時期もありました。

第33代のハリー・S・トルーマンは日本に原爆投下の司令を出しました。そして旧ソ連に依る共産主義の台頭で弱小諸国への侵略を恐れて「トルーマン・ドクトリン」を発表。南ベチナムへの北からの侵攻を防ごうと軍事的援助をしましたが、腐敗した南ベトナム政権の崩壊で失敗しました。

第34代のアイゼンハウアーは第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の英雄でしたが、あの泥沼・ベトナム戦争に嵌り込みました。 それはベトナムの国土を破壊し尽くし、膨大な人命を失い、莫大なお金を費やした挙句「アメリカの軍隊の不甲斐無さ」だけが世界中に印象付け続ける破目になりました。

第35代のジョン・F・ケネディは、そのベトナム戦争の終結を唱えて登場しましたが、1963年11月22日ダラスで暗殺されました。此れはCIAに依る謀略だとの噂が今も尚囁かれていますが・・・

それかから ジョンソン・ニクソン・フォード・カーター・レーガン・ブッシュ(父)・そして事もあろうか大統領執務室で、アルバイトのルインスキー嬢とエッチをしたクリントン・そしてアフガニスタン、イラクを目茶目茶にして、何百万の命を奪ったブッシュと代々の顔ぶれを見るとアメリカが段々と沈んで行く姿が歴然です。沈む大国アメリカ・・・20世紀になってから破壊と殺りくばかりをして来たアメリカ 嗚呼人材不足。オバマさん 頼むよっ!!!

2008年11月7日金曜日

アメリカの大統領

昨日 第44代のオバマ大統領が誕生しました。黒人初の大統領と言う事でメディアは又大喜びです。 黒人達は、アフリカから自分の意思に反して強制的に拉致されて売られて来ました。エイブラハム・リンカーンが「奴隷解放宣言」をしたのが1862年、今から146年前です。それでも今尚人種差別は隠然として、或いは公然として存在すると言われます。つまり 彼らは「奴隷の末裔」のレッテルを未だに剥がせないで居る訳です。KKKと言う団体や、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)と言う超エリート集団が中心となり、黒人をニガーと呼んで軽蔑して自分達だけの利益を守っています。

そんな中に黒人初の大統領です。心配し過ぎかも知れませんが、前途には リンカーンやF・ケネディと同じ運命が待ち受けていなければいいがと思ってしまいます。何しろ あの国には、「世界の平和」とか「人類の幸せ」なんてまるで無頓着で、自分の利益だけを思い、その為には暗殺も戦争もヘッチャラな人間達が居て、国中の いや世界の経済を握って居ますから・・・。

2008年11月6日木曜日

オバマさん



「Change!!] 「Yes we can!!」 と カッコ良く登場したオバマさん。   アメリカ合衆国が史上最悪の時に大統領になる事になったのに、・・・此の笑顔です。

アフガニスタンとイラクでの二つの泥沼戦争。百年に一度と言われる金融恐慌。それで世界中から失った信頼。そして暗殺目的で自分を闇から狙う銃口の恐怖。更には歴代の大統領を操って来た影の勢力(人口の5%のセレブ)。最も深刻な「戦争をやり続けないと窒息する」と言う経済構造。貧困から増え続ける犯罪 と 挙げたらきりのない アメリカ史上最悪の状態の国の大統領になろうとは・・・無謀と言うか?無茶と言うか?

オバマさんは 本気で「Yes we can」と思って居るのでしょうか?勿論 彼一人では不可能です。国民みんなが一致団結協力しても極めて困難で時間のかかる艱難辛苦の道です。然も 一番協力を必要とする5%のセレブ達が冷笑・妨害します。「フン 貧乏人どもがジタバタしてるが、俺達は知った事ではないヮ」と言いながら、一方では大統領に「もっと戦争をしろ!!もっと俺達を儲けさせろ!!」と圧力をかけ続けるのです。

オバマさんは これ等の事を承知しているのでしょうか?

2008年11月5日水曜日

仏教と農民



静岡大学のキャンバスの私が通学している教育学部棟です。

昨日の小和田先生の講義で、面白かったポイントは「仏教の布教手段」の話でした。

『鎌倉時代 仏教が台頭した。 その主な要因は、有力な僧が多く排出したのと、其の布教手段だ。 当時は農民にとって、最も悩みの種は「水」だった。 河川の氾濫、田圃の水やり、飲み水の確保、と言った問題に苦しみながら、有効な解決方法を見出せなかった。 其れに対して仏教の僧が知識をを持って居て、河川の治水、田圃の水引、飲み水の井戸堀、などを指導したり、一緒に作業をした。これは当時の農民達にはまるで天の恵みと思える慶事で、その為 僧への尊敬はあらたかで、僧の説く「仏教」に悉く信じ入ってしまった。そうして「水」を仏教の布教手段にしたのである。  全国各地の古刹には有名な高僧が掘ったと言われる古井戸が残っている。弘法大師の堀った井戸なんか沢山あるが、もし 本当なら 弘法大師は一生井戸掘りをした事になってしまう』

仏教と治水 当時の素朴な人民の暮らしが見えてきます。

2008年11月3日月曜日

孫の誕生日



孫の10歳の誕生日が昨日でした。写真の左側」の坊主です。今日はささやかながら我が家でカレーパーティーをしました。

折しも 静岡で大道芸大会が行われていますので、二人はその真似をしてお手玉をしながらピアニカを吹くと言う芸をしている所です。その二人の笑い声の賑やかな事 天井が吹き飛びそうでした。男の子のパワーって凄いです!!。

2008年11月2日日曜日

県立大学の学園祭



静岡県立大学の学園祭がありました。お馴染の大学内の風景です。ヤキソバ・タコヤキ等を学生達が売って居ました。

目的は 毎年 看護科の学生が行っている「骨密度の測定」です。毎年 大体90とかいい成績でしたので今年も楽しみにして行きましたが、残念ながら今年はやってませんでした。

2008年11月1日土曜日

北条政子

先日行われた静大の小和田哲男先生の講義が、余りにも面白かったので此処にアップします。

『北条政子と言えばご存じの源頼朝の妻です。そしてあまり良いイメージが伝えられていません。「日本史の悪女十人」なんて特集のリストに入れられています。 然し 本当の彼女は純粋の愛に生きた「女の中の女」ではないか?と思います。 流人として蛭が小島に居た頼朝との出会いが彼女の運命を変えました。

父親の北条時政がお役目で、京都勤務をしてる留守中に二人の仲は出来まして、京都から帰って来た北条時政はそれを知って激怒しました。それで時政は政子を無理やり他へ嫁にやる事にしたのですが、政子は夜陰に紛れて頼朝の隠れている熱海の伊豆山神社へと遁走した訳です。

北条館の有った韮山から熱海まで現在の道でも30kmはあるでしょう。ましてや「足弱の女性が」夜陰に紛れての逃走行は恐らく想像を絶する難行苦行だったでしょうが、「頼朝恋し」の一念からこけつまろびつ頼朝のもとに辿り着いたのでしょう。泣かせるじゃありませんか!!此の一事を以ってしても頼朝センセは政子さんに一生頭が上がらない訳です。でも 頼朝センセは 根が無類の女好きで男前、おまけに源氏の御曹司と来てますから「アッチでチョイ、コッチでチョイ」と摘まみ食いをします。その都度 政子さんは頼朝センセの尻拭いをさせられたのですから堪りません。そんな所から政子さんには「夫を尻に敷く女、とか 嫉妬深い女、」とか言われたのでしょうが本当のところは夫の助平癖に悩まされた可哀想な女だったのかもしれません。』