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2012年6月28日木曜日

 「孤立死」 今日のNHKテレビで「孤立死」を取り上げて居ました。誰にも助けて貰えず孤立した状態で悲惨な死を迎えた人の話題です。
 ただ 此処での放送の捉え方としては、<何故 死ぬ迄孤立して居たのか?>という点に問題の焦点を絞ってた事です。其の捉え方には一面的で、問題の深い所迄踏みこんで居ないと言う問題が有ります。<介護制度>がありながら、何故其れを利用しなかったのか?と 頻りに それを問題点として取り上げて居て、他の面の掘り下げようが不足しているのです。
 つまり 孤立した原因として 役所側の言い分は、「申請が無かったから」の一言で済ませて仕舞います。
 私の経験から そんなものじゃない!と言いたいのです! 此の悲惨な孤立死をせざるを得なかったのには、御当人の涙ぐましい事情が有るのです。其れは ケア・マネ(ケア・マネージャー)の 無愛想・不親切・上から目線・蔑視目線 と言う堪え難い対応が御当人の人間としての尊厳を著しく傷つけるのです。
 私の妻は 脳梗塞を患って「要介護1」です。それで 3月末にケア・マネが来ました。其の態度が横柄で、「介護保険を利用させてやるから、有り難く思え!」と一方的に喋り捲り、此方の話は殆ど聞かずにサッサと帰って仕舞いました。
 私は 区役所に文句を言いました。ケア・マネの態度が悪い事、此方の言い分を全然聞こうとしない事。すると 区役所から担当者がお詫びに来ました。そして 新しいケア・マネを寄こしますと言って、次の人を来させる約束をして帰りました。
 次のケア・マネは約束通りに来ませんでした。又 区役所に抗議をしましたら「そんな約束をした覚えはありませんと、ケア・マネが言いました」と言う回答です。
 余りにも酷い仕打ちに呆れて仕舞いました。結局 三人目のケア・マネが6月の中旬に来ましたが、矢張り何の役にも立たない気の効かない人です。
 つまり 孤立死をなさった人達は、多分 此の様な酷い仕打ちをされた挙句の果てに「介護制度」に絶望して深い悲しみの内にやむを得ず孤立死を迎えたのではないか・・・と 思うのです。

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