Google

2011年4月30日土曜日

ロイヤルウエディング



 「ロイヤルウエディング」が盛大に行われました。総費用28億円と言うお金を賭けて盛大な結婚式でした。イギリス王室は、国民からの支持率が50%を割ると言う不人気で、此の結婚式が其の人気回復の切っ掛けになればと期待される向きもあるそうです。
 何しろイギリス王室は結婚に拘わるスキャンダルが多過ぎます。「王冠を賭けた恋」と言われたエドワード8世とシンプソン夫人の話から、エリザベス女王の妹マーガレット王女、チャールズ皇太子とダイアナ妃、アン王女、アンドルー王子 と、此れだけでも物凄い数の結婚・離婚のスキャンダルが有りまして、イギリス国民ならずともウンザリでしょう。
 其処へ来てこの巨額な費用を賭けた「ロイヤルウエディング」です。費用は全部国民の税金です。イギリス政府は決して財政が豊かでは有りませんから、誠意一杯切り詰めた予算でやると言う事で、世論の攻撃をかわして居ますが、「皮肉好き」なイギリス国民は早くも「結婚生活がどれくらい持つか?」を賭けの材料にされているそうです。ウイリアム皇子もケイトさんも此れでは堪りませんね。

2011年4月28日木曜日

生きる事



 昨日は娘の嫁ぎ先の舅を見舞って来ました。舅は胃癌、食道癌、其れに脳梗塞を患って居まして、総合病院に入院して居ましたが、今月の中旬に介護付きの老人ホームに転院しました。医者の判断では、此れ以上病院に居ても、病状が良くなる見込みは無いし、急激に悪化する事も無さそうと言う訳で、此方のホームへ移る事を勧められたのです。
 面会して見ると思ったより元気で、総合病院に入院した当時よりも顔色も良くなって居ました。そして其の時は認知症の気が少々あって会話もあまり出来ませんでしたが、昨日は意識もはっきりして居て多少の会話が出来るまでの回復が見られました。入院生活が長く、体中の筋力の衰えが著しくて自力で起き上がりや、車椅子に乗る事が出来ませんので、介護士の方に助けられて動作は気の毒で見て居られませんでした。
 その様子を見ながら、今まで何の苦労も無く生きて居ると言う事の重大さ、有り難さをシミジミと考えさせられました。
 有名な水戸光圀の詠に
 「ただ見れば 何の苦も無き 水鳥の 足にひまなき 我が思ひかな」と言うのが有りますが、私達の無意識に行って居る<生きる為の努力>が無理無く出来る事の有り難さを改めて感謝しました。 

2011年4月27日水曜日

トモダチ作戦



 「トモダチ作戦」で米軍の災害地支援活動を、感謝するテレビコマーシャルを我が国の外務省が、アメリカのテレビで放映しました。従来から<外交下手>とか<PR不足>と散々言われて来た外務官僚にしては、初めてのヒットと言えるじゃないでしょうか?
 兎に角「日本人の顔が見えない」と外国のメディアから何時も言われて、其れでも曖昧な薄ら笑いをして誤魔化して来た日本官僚にしては、初めて「良くやった!」とほめてやりたい仕事です。
 嘗て エコノミックアニマルと蔑まれ、忌み嫌われ能面の様だと思われて居た日本人が、漸く感情を表面に出した行動と言えます。
 無理に無理を重ねて<世界一>になって、リコールで袋叩きになったトヨタ自動車や、尻尾を掴まれない為に無表情を装う官僚達と、外国から見てとても良い印象を得られなかった日本人は、此れを機にもっと<愛嬌>を強く振り撒くべきです。シャイで照れ屋の日本独自の美徳(?)は捨てて、もう恐れる事無く<喜怒哀楽>を正直に出すべきです。
 

2011年4月26日火曜日

萬葉集 3

 今日の静大岡崎先生の第三回講義は、{「萬葉集」の表記と訓読}に就いてでした。千二百年前の日本には、現在の私達が使って居る仮名文字が有りませんでした。其処で当時の人達は、中国から伝えられた漢字の「音」と「訓」を組み合わせてなんとか言葉を表記しようと努力しました。
 萬葉集の原本は現存しません。鎌倉時代に写本されたと思われる「西本願寺本 萬葉集 二十巻」が写本として伝わる最古のもので、全部漢字ばかりで書いてあります。
 例えば 萬葉集巻第一 第一番 雄略天皇の御製歌
 A「籠(こ)もよ み籠(こ)持ち ふくしもよ・・・」(漢字と仮名の表記)
 B「籠毛與 美籠母乳 布久思毛與・・・」(漢字だけの表記)
 以上の様に Aは私達にも読む事が出来る現代文表記。Bは西本願寺本の表記で、一音ずつを漢字で表記したもので、萬葉集の原本に最も近いとされているものです。此のBを千年もの時間をかけて研究者達は、現代文に訳して来た訳ですが、其れには大変な努力が偲ばれる訳です。又」写本自体も、誤写があったり、文字の欠落があったりすると考えられるので、其れ等を考察して現代文に翻訳する苦労は並大抵のものではないのです。
 今日の講義の要点は、漢字表記の原文が、学者の解釈に依って少しづつ違うし、其の違う理由を話して頂きました。其処に萬葉集を読む事の奥深さ、面白さを教えて頂きました。

2011年4月25日月曜日

脱原発



 今更議論するのも馬鹿馬鹿しいのでありますが、<原子力発電>には<賛成か?反対か?>と言われれば躊躇なく<反対>です。その理由は簡単です<危険>だからです。それはあらゆる部分を取り上げても技術的に未熟だからです。
 先ず この装置を製作するメーカーは、今回の福島原発の事故が齎す事象を想定出来ず、即時対応出来るだけの設計制作技術が無い事です。
 次に 此れを運転する電力会社に、今回の事故を未然に防ぐ予防的体制が皆無である事で、此れは日本に在る原発全てに言えます。
 此の脆弱な<危険物>を、何時来るかも知れない<大地震・大津波>に脅かされている日本列島に野放し状態で置きながら、無為・無策の政府も電力会社も其の罪の大きさを今回の事故でも認識出来て居ません。哀れな住民達は、只ひたすら此の<危険物>が暴れ出す事の無い様に祈るだけです。
 「脱原発」です。「風力発電」や「太陽光発電」と言う安全な方法が有るのですから、即時これ等に切り替えるべきです。

2011年4月24日日曜日

土下座しても・・・





 つくづく思うのでありますが、今の大会社の経営者や政治家達には、自分個人の私利私欲に拘泥する余り、部下や後継者を育てようとする、本来あるべき姿勢の人物が見当たりません。誠に遺憾ではありますが、言うなれば今の自分の地位を保全するだけで精一杯なので、大所高所から物事を見る余裕なんか無いのでしょう。不幸な時代になったと言う事です。寧ろ 名もなき一般市民の方に立派な人格を持った人達が居る事が、地震・津波の被災地のニュースを見る度に痛感します。
 今尚大津波の爪痕の生々しい映像を見せつけられるにつけ、中国の詩人 杜甫の漢詩<春望>の一節を想います。
 『国破山河在 城春草木深 ・・・(国破れて山河あり 城は春にして草木深し…』
 まさに絶望的被害に遭いながらも立ち直ろうとする辛抱強さ、不撓不屈の精神力の強さには、感服します。然し 流石に東京電力の社長が避難所を訪れた時には怒りの気持ちを抑えきれずに「今頃何しに来た!帰れ!」とか「お前も避難所で暮らして見ろ!」「子供達の時間を返せ!」と 怒号が飛んだそうです。
 東電の社長にしろ、菅総理にしろ心の底から避難民の気持ちなんか想っては居ません。所詮は自分個人の地位保全の事しか頭には有りません。それこそ 中国の詩人 曹松の漢詩<己亥の歳>の一節に有る『一将功成万骨枯(一将功成って 万骨枯る)』で たった一人の栄達の為に万人を犠牲にして平気で居る不届き千万な奴です。例え土下座をしても赦せません。

2011年4月23日土曜日

風力発電



 環境省が21日発表した所に依ると、風力発電で、原子力発電の40基分の発電量を確保出来るそうです。そうならば、原子力発電なんか直ぐに止めて風力発電所をドンドン作るべきです。
 何と言っても、原子力発電は、現在の人間の能力では完全に制御する能力がありません。其の事はチェルノブイリ、スリーマイル島、福島の事故が証明して居ます。其れなのに「原発推進したがり派」の愚か者達は、何の柵(しがらみ)が有るのか未だ原発を造りたがっています。未だ技術的に未完成なのに、一旦事故が起きたらどうしようも無い程の危険な核燃料なのに、そして使用済み燃料の処理も出来ないのに、未だやる気で居る人の考えが理解出来ません。其の人達はきっと人類が滅びてもいい、と考えて居るのかも知れません。「安全だ!安全だ!」と言って国民を騙して来た罪を全く反省して居ません。其れだけで無く更に罪を重ねようとして居ます。
 日本に今ある原子力発電所55基を順次廃止して、風力発電と太陽光発電に入れ替えればきっと本物の安全な国家が出来るでしょう。

2011年4月22日金曜日

烏合の衆



 菅首相が21日福島県田村市の避難所を訪問した時、50人ほどの避難民から「早く家に帰らせてくれ!」と怒号が飛んだそうです。無理も有りません。もう避難生活が40日になります。そして一向にこの先どうなるのか全く分かりませんから「何とかしろ!」と切実な声です。
 総理は其の声に何も応えられずに厳しい顔で立ち去ったと言う事です。此れも当然です。此の人は自分の頭で物事を考えられるひとじゃ有りませんから、応えられる訳がありません。
 何か事が起きる度に、専門家を呼び集めて「有識者会議」を作り、其処に問題を<丸投げ>して、其処から案を出して貰おう、と言う狡い方法しか思い付かない人です。つまり自分が国家の頭であり、自分の考えを先ず示して、其れを専門家なり、有識者なりに検討させる、と言う段取りが出来ない無責任で、リーダーシップの全くない人間なのです。つまり 調整役としてはどうにか使えるけれども、一国の総理大臣にはとても無理な人なのです。
 外国のメディアからも「日本の国のリーダーの顔が見えない!」と言われて居ます。何でも<みんなで議論をして、知恵を出し合って決める>と言うのが一見民主主義の様に思えますが、実は肝心な所はリーダーが或る目標をシッカリ決めて、それに絞って議論をする、と言う形を取らないと議論百出だけで結局結論が出無い、と言う「衆愚政治」になります。丁度今が菅首相にリーダーシップが無いばかりにそうなっています。原発事故も事故処理を東京電力に任せッきりで全然進展しません。東京電力の現場の社員達は、社長や会長の色を見ながらビクビク腰が引けた姿勢で働いて居ます。そこへ現場を見た事もない社長や会長がやハッパをかけたって的確な指示・命令が出せる枠が有りません。これでは何時まで経っても埒があきません。其れに更にリーダーシップの無い菅さんですから被災者の皆さんが起こるのも当たり前です。
 地震に、津波に、原発事故に、烏合の衆と、四重苦の現状に時間ばかりが無駄に流れて行きます。

2011年4月21日木曜日

悲劇の六児童



 クレーン車で登校中の小学生の列へ突っ込み、六人ものあどけない小学生を死亡させたとして逮捕された犯人の柴田将人(26)です。本人は「居眠りをした」とか「発作を止める薬を飲み忘れた」などと供述して居る様ですが、事の重大性をどれくらい認識出来て居るのでしょうか?
 此れは明らかな<殺人>です。どうやら「癲癇」の持病があるらしいのです。
 10年程前 此れと同じような事件を目撃した事が有ります。真冬の寒い朝、登校途中の女子中学生が、其の中学の教師が運転する車に撥ねられたのです。可哀想に冷たい道路に横たわったまま全身を強く打撲されたので、激痛に耐えかねて、のた打ち回って居ました。友人達が駆け寄って何とか助け様としましたが、余りの事に手の施し様が有りません。
 間も無く救急車が来て病院に搬送しましたが、其の時の犯人の教師は、茫然としてまま車の中から出て来ませんでした。明らかに「癲癇」の発作でした。
 其の女子中学生は可哀想に其の二日後に亡くなりました。犯人の教師は「癲癇」の発作が原因と言う事で、刑事事件にはならず、保護観察処分でした。其の中学の校長は責任を取って退職しました。
 亡くなった女子中学生にして見れば、あんな寒い所で、酷く痛い思いをさせられた挙句に殺されて、それで「癲癇」だからと言って刑事罰を与えられないとは、全く神も仏も無いものか!と言う思いで今尚納得出来ません。
 今回の柴田容疑者は矢張り「癲癇」が原因の様です。すると六人の天真爛漫・純粋無垢な命を奪って、死刑でも足りない位の極悪犯罪ですが、現行法では罰せられないのでしょうか? そして こんな奴に車の運転免許を与えた人の責任はどうなのでしょう? 車の運転をさせた人の責任は? 六人の子供達の其の親御さん達の思いは言葉にはならないでしょう。

2011年4月20日水曜日

チキショー!!



 東京電力の勝俣会長が悔やんで居ます。其れも国民に対する自責の念とか、懺悔の気持ちではありません。むしろ『「なんでこんな大ごとになっちゃったんだ!」「原子力安全・保安院も、経済産業省も、みんな安全だ!大丈夫だ!の大合唱で、やれやれ!と言って居たのに・・・」「福島県の知事や県会議員達も、福島には大きな企業が無い、此の侭では福島が立ち枯れになる、と 必死に泣きついて来たくせに」 そして此の侭何事も無く行けば、計画通り原子炉の7号機・8号機も完成して福島県財政は大いに潤い、「東京電力さまさま!」と前知事や県会議員達も涙を流さんばかりの喜びようだったのに・・・それが今ではコロッと変わって まるで最初から原発の建設に反対だったかの如き変節振りだ。この40年間で東電が福島県に払って来たお金は延べ1兆円にもなる。其の金を受け取る時の福島県の役人達の恵比須顔が今尚鮮明に浮かぶ。チキショー!!悔しーィ』と言う怨念渦巻く勝俣会長の胸中でしょう。
 勿論 其の時のお金でオイシイ思いをした連中は、地震の被害にも遭わず、津波にも遭わず永田町界隈で「我関せず」と涼しい顔をしているでしょう。ねぇ自民党の皆さん!そして福島県の偉い役人の皆さん! いま塗炭の苦しみを味わされている県民の皆さんはアンタ達の所為で苦しんで居るんだぞ!!

2011年4月19日火曜日

萬葉集 2

 今日の静岡大学 岡崎先生の講義は、「萬葉集の冒頭に収録されている詩の第一番と第二番の就いてでした。萬葉集は、七世紀の半ばから、八世紀の半ばまでの約百年間に及ぶ年月の内に詠まれた詩凡そ四千五百首を二十巻の本に纏めた日本最古の詩集です。此の膨大な詩集は、老若男女・身分は天皇から名も無い平民の作品を集めて居て、一体誰が此の大変な編纂作業をしたのかは分かって居りません。問題はこの詩集の冒頭に誰の詩をを持って来るかと言う事で、其れに依ってこの詩集の編纂者の意図する所が判ります。
 扨 第一番は雄略天皇(在位457~479)の詩です。
「籠もよ み籠持ち ふくしもよ・・・」(美しい籠と美しいヘラを持って菜を摘んで居る娘さん あなたの家と名前を教えて下さい。私は 此の大和のくにを支配して居ます。私の名も家も教えましょう)
 此の当時は 男が女に「名前を聞く」と言う行為は「求婚」を意味して居て、女が其れに応えて名前を教えるのは「求婚を受け入れる」と言う重大な事になります。つまり此の詩は雄略天皇が菜摘をしている娘に求婚をした詩です。そして求婚が成立すればその娘と親と親戚一同を自分の支配下に入れ、勢力の拡大を図るのです。
 源氏物語の光源氏が滅多矢鱈に女を口説き捲り、手を付け捲るのには其の当時の勢力拡大活動と言う男子たる者の悲しい(?)宿命があったのですねぇ~
 扨 第二番は舒明天皇(593~641)の詩です。
「大和には 群山あれど とりよろう 天の香具山 登り立ち・・・」
 舒明天皇が天の香具山に登って国見(国内情勢を視察)した時の詩です。大和には多くの山があるけれどとり分け美しい天の香具山、その頂上に立って国見をすると国原にはあちこちに竈の煙が立って素晴らしい国だ。舒明天皇は天智天皇と天武天皇の父親で、未だ壬申の乱の前の平和な時代でした。

2011年4月18日月曜日

本能的避難



 来日外国人が 激減しています。観光地は何れも閑散として、外人観光客は居ません。まるで日本で猛烈な伝染病でも流行って居るかの如き情景です。
 <本能的避難>こんな言葉が有るかどうか知りませんが、昔 漁師さんから聞いた覚えが有ります。つまり 漁船等の船に巣くって居るネズミが、船が沈没・火災に遭う事前に逃げ出して居なくなるそうです。誰が危険を教えるでもなく、只本能的に危険を察知するらしいのです。
 有る時 其の漁師さんは自分の船内にネズミが全然に居無くなったのに気付いて、出漁を数日遅らせました。そして 何時の間にかネズミ達が帰って来て、船内を走り回って居るのを見て安心して出漁して事なきを得た、と言う話です。海の男達は先人からの言い伝えは素直に聞きます。命懸けで荒波を乗り越えて行くのですから・・・
 今 我が国から脱出する外国人達は、三月は10万人、四月はもっと増えるだろうと言われて居ます。そして観光客の予約キャンセルは今月10日で8万人だそうです。此れ 何だか船とネズミの関係を想起しませんか?
 「日本列島は地震と放射能で滅茶苦茶になった」と外国のメディアが過剰な報道をした所為か兎に角「日本は危ない!だから行くのは止めよう!」と言うイメージが固定して仕舞ったようです。
 国内に居る我々は気が付きませんが、外国から見ると日本は、政治も社会も経済も治安も何もかもガタガタで、中東や北アフリカ見たいな戦闘中の国の様になって仕舞ったと見えるのでしょうか?
 此の失った信頼を取り戻すのは容易な事っでは有りません。相当な時間が掛かるでしょう。被災地の復興よりも大変な努力が必要です。菅さん始め政治家の首脳達は此の事態の大変さが判って居るでしょうか?

2011年4月17日日曜日

活断層






 「活断層」此の頃しょっちゅう聞かされる言葉ですが、地震研究所の纏めた分布図に依れば、日本全国活断層だらけです。特に心配なのは、今回の東北地震のマグニチュード9.0で、その余波が内陸の福島・茨城の活断層に影響して余震を頻発して居る事です。
 専門家に依れば、此の活断層が東北地震のエネルギーで、震源地の南北、岩手県から神奈川県までの長い距離の内陸に位置する活断層にズレ・ヒズミが生じて居り、これ等が元に戻ろうとする時に大きな余震が起きる、と言うのです。
 特に 東京には「荒川活断層」が真下を通って居り、地盤が軟らかいのでマグニチュード6.0位地震でも大災害になる、と 予測して居ります。東京スカイツリーなんか一瞬で倒壊しますね。然し私は全然心配して居ません。地震の専門家・学者達は今迄どれだけ予測して、外して来ましたか!尤もらしい事を言って、センセイショナルな「学説」なるものを発表して、何も知らない一般市民達を恐怖に陥れて、其れをネタに各地で講演会を開いて、破格の講演料と、足代とホテルのスイートルームまで用意させての大名旅行が目当てなのです。
 あの東北大地震を誰が予測出来ましたか!?!そして あれ程大騒ぎをした東海大地震は何処へ行っちゃったのでしょう!?! 250万円以上もかけて耐震補強工事をさせられた人達は、何の為になけなしの虎の子を叩いたのでしょう? 結局地震の専門家・学者と称する奴等は、何も分かって無いインチキ・ペテン師です。だから彼らの言動に軽挙妄動しない様にしましょう。

2011年4月16日土曜日

カンバン方式


 カンバン方式で世界一の自動車メーカーになったトヨタ自動車の豊田章男社長です。其のカンバン方式が祟って全工場の殆どが生産ストップに追い込まれました。
 <必要な部品を、必要な数だけ、必要な時間に下請け会社から指定場所に届けさせる>此のシステムで、年間純利益二兆円を達成したのです。其の二兆円は何処かに内部留保としてのこしてあるでしょう。
 其の二兆円を絞りだすのは尋常な手段では有りません。<乾いたタオルでも、もう一絞りすれば一滴の雫が出せる>此れがトヨタの合言葉です。トコトン絞られるのは下請け会社です。
 例えば 「1000個の部品を納入せよ」と言う指令が来たとします。其れを間違えて1001個納めたとします。すると部品が1個余ります。さぁ大変です!生産ラインの総点検が始まります。組み立てた自動車の1台1台を部品の取り付け漏れが無いかを調べるのです。其れもトヨタの人間は動きません。下請け会社の人員を総動員させられて徹底的に検査をします。其の間生産ラインは止めずにやりますから、大変な作業になります。下請け会社はまるで奴隷です。
 此の様に 在庫管理から、ストックヤードから、工程管理・品質管理まで何もかも下請け会社に強制的にやらせてそして<純利益二兆円>を挙げたのです。其の親玉が此の人豊田章男さんです。今度の地震被害で約一か月の工場の操業停止になって、今度は此の<人権無視>のカンバン方式をどうしますかねぇ

2011年4月15日金曜日

菅降ろし



 <菅降ろし>が始まっています。小沢一郎さん・鳩山由紀夫さん達が菅さんを降ろそうを蠢いて居ます。<菅さんではこの国難を乗り切れない>と言うのがその大義名分です。
 然し 菅さんを降ろして、其のとを誰が引き受けて呉れるのでしょう? 只其の非を論って「駄目だからクビだ!」と小沢・鳩山両氏は言って居るだけです。菅さんは駄目だから此の人にしましょうと、具体的に候補者を挙げて、其の能力を示して、<此の人なら きっと期待に応える能力が赫々云々有る、だから此の人に変わって貰おう。此の人には期待出来る>と 具体的な提案ならば国民も納得しますが、ただ 駄目だ!駄目だ!の合唱では、益々国民は不安になるばかりです。
 では誰が?小沢一郎さん?鳩山由紀夫さん?全然問題外の外です。 結局居ません!困りました。

2011年4月14日木曜日

清水社長のボヤキ



 此の処連日サンドバッグの様に打たれ続ける東京電力の清水社長です。言うなれば彼も一人のサラリーマンですから、きっと「なんで俺が・・・俺だけが・・・」と言う思いで一杯で、腹の中ではボヤいて居るしょう。『偶々自分が社長の時に起きた大地震・大津波で原子炉が収拾不能の事故を起こし、周辺の住民に未曽有の被害を蒙らせる事になって仕舞ったけど、俺だってこんな事故が起きるなんて思いもよらない事だし、原子力発電って事故を起こすとこんなにも大変な事になるなんて全くの<想定外>だよ。マッタク!!
 東電に入社した時には、エリート中のエリートで、其れからも出世街道をまい進し、順風満帆まるで「この世をば 我が世ぞと思う 望月の かけたる事も 無しと思えば」と詠った平安中期の摂政太政大臣藤原道長を気取って居たのに・・・俺の周囲の人間は、何事も俺の想うさまに動き、物事は望み通りに成ったのに、何でこんな事になったのだ!悪夢だ!此れはきっと悪夢に違いない!もうイヤッ!!』

2011年4月13日水曜日

無駄な明るさ



 東電の福島原発事故で電力の供給能力問題が発生して、東京を中心とする関東一円で、節電が必至となるようです。其の事でインターワーヤードが<節電が不便と感じるか>とアンケートをした所、何と76.4%%の回答が<節電もやむを得ない>と言うものでした。
 その内訳は 非常に不便だ・困る=17% 止むをえない=28.6% 差し支えない=47.8% で 止むをえないと差し支えないを併せて76.4%に達したと言う事です。
 何だか 此の結果を見てホッとした感じです。日本人の節度・倫理観は未だ々々素晴らしいものが有ると思いました。
 今迄 東京のみならず日本の都市部の夜は明る過ぎました。<便所の100ワット>と言う笑い話がありますが、要するに<無駄に明るい人=矢鱈に騒ぎ捲る人>を例えたもので、騒がしくて迷惑な状況を作りたがる人々が多く居ます。
 テレビのお笑い番組とか、ワイドショーなど、豆粒ほどのネタをスイカ程に拡大して騒ぎ捲るマスメディアの風潮は、石原都知事じゃ有りませんが、「此の大地震は天罰だ!」と言いたくなるほどです。でも 此のアンケート結果を見て、少しばかりホッとしました。

2011年4月12日火曜日

萬葉集

 今日からまた静岡大学の「市民開放講座」平成23年度が始まりました。私は矢張り日本の古典文学が好きですので、今回も岡崎真紀子先生の「日本文学概論1」を受講する事に致しました。
 静岡大学は久能山麓の小山の上に在りまして、急な坂道を延々と登って然も一番上に私の目指す<人文学部>の講義室が有ります。私は特別に車での入場許可を貰って居ますが、通常の徒歩ですと一番下の正門から20分位はかかるでしょう。元気な学生さんでも15分では無理じゃないかと思う位です。いったい誰がこんな所に大学を作ったのでしょう?
 今日は初日の授業と言う事で、授業内容の説明がありました。授業内容は 
1.「奈良時代から平安末期(八世紀~十世紀)までの日本文学史を、次の二つのテーマから概観する講義形式。」
(1)『萬葉集』から『古今集』へ
(2)平安時代の物語史~『源氏物語』以前、『源氏物語』、『源氏物語』以後。
2.「日本古典文学研究の基本的な方法を学ぶ」
 基礎文献・用例の収集、先行研究の比較検討等。
 そして今日は「萬葉集」と言うテーマに就いての特別な話が有りました。「萬葉集」は現代に残っている最も古い歌集で、3,500余の歌を集めてタイトルを付けた歌集で有るが、そのタイトルの「萬葉集」とは何を意味するのか? 其れには以下の二説が有る。
1、鎌倉時代の学僧 仙覚の注釈書<やまとうたは 人の心をたねとして よろずのことのはの こととなりける> (正しくは万葉集では無くて萬葉集と書く)
2、江戸時代の学者契沖の萬葉代匠記には<此の集 万世までも伝わるべしと祝い名付けた>
 此のいずれも定説として<広辞苑>にも双方が載せて有る。
 成程 此れは面白そうだと最初から興味津津です。

2011年4月11日月曜日

懲りない都知事



 「東日本大地震は天罰だ!」と言った人が、また都知事になりました。然も 2位の東国原候補に100万票の大差をつけて・・・都民の皆さん!本当に此の人を知事にしてもいいのですか?と今更言っても既に昨日の選挙で決まって仕舞った事です。仕方が有りません。
 彼は一橋大学に在学中余りにも数学に弱いので、教授から「君には此の大学は無理だ」と言われた程でした。それで在学中から太宰治や、三島由紀夫に憬れて文学を志したのです。
 1956年 弟の裕次郎のご乱行を小説にして応募した「太陽の季節」が芥川賞を取ったのが世に出るキッカケとなったのです。然し 元々豊かな文才が有った訳ではなく、行き詰っていた処、折しもヴェトナム戦争真っ最中で、此れを取材に行って政治家を志す決心をしたと言って居ます。当時の若者達は何か「若さをぶっつけるテーマ」が欲しくて、みんなヴェトナム戦争を争って取材に行き、レポートを書きました。でも 石原慎太郎のレポートは読んだ事が有りません。きっと没になったのでしょう。其の石原慎太郎を調子に乗せたのが、金権政治で墓穴を掘った田中角栄の後を継いだ三木武夫です。
 突然1968年に参議院選挙に出て当選。調子に乗って1975年都知事選に立候補して、美濃部亮吉候補と戦って大惨敗しました。此れは時の首相三木武夫が何とか都知事を自民党から出したくて、煽てに乗り易い石原慎太郎を担ぎあげたのですが、無残な敗退でした。其の時の石原慎太郎の屈辱の顔は、今でもありありと覚えて居ます。自民党は其の埋め合わせに、石原慎太郎に<次の選挙で、大臣の椅子を用意して居るから>と言う約束をして居ましたので、1976年の参議院選で当選すると約束通り、其の時の福田赳夫内閣で新設されたばかりの、<環境庁長官>に任命されました。別に政治家としてのポリシーも、フィロソフィーも、アイデンティティーも何も無いのにです。
 其の時の石原慎太郎の喜色満面、顔中皺だらけにして「今日は僕の生涯で最良の日です」と言った顔の軽蔑されるべき醜さは、今でも忘れられません。此の男は 只それだけ男です。其れが4期目の都知事です。東京で何か直下型地震とか大事件が起きたら、都民なんか放って置いて真っ先に逃げ出す奴が石原慎太郎です

2011年4月10日日曜日

西山審議官



 経済産業省 原子力安全・保安院の西山英彦審議官が、やっと福島第一原子力発電所の、安全設備の不備を認めました。事故発生から凡そ一カ月になると言うのに、「今更なにを言ってるのだ!」と怒鳴り付けてやりたい気持ちです。言い草が振るってます。「皆さんに安全だ!安全だ!と言い続けて来ました。私もそう思って来ました。然し この事態になり、安全に不備が有ったと言わざるを得ない」と 相変らず爬虫類の様な無表情で、他人事の様な淡々とした、上から目線の喋り口です。全く官僚そのもので、一言のお詫びも何もありません。
 此れでは 放射能被害を避けて、強制的に生まれ故郷を放れて避難させられた人々は、どうすればいいでしょう? どうしたら此の怒りを治められるでしょう? あの西山審議官の淡々と「不備でした」のコメントだけで治めろと言うなら余りにも残酷です。如何に我慢強い東北の人達でも我慢に限度が有ります。
 政府の態度も、東電の態度も、そして安全・保安院の態度もみんな他人事としてしか考えて居ないのです。国会議員も、あの泥水をかき分けて瓦礫の撤去に行こうなんて、誰一人も居ません。国民みんなが助け合って頑張ろうと言う時に、彼らはいったい何を考えて居るのでしょう?

2011年4月9日土曜日

頑迷固陋



「原子力発電所の保護システム」の考え方として、二通りのものが有りました。
◎その1が 福島第1原発の<如何なる地震・津波が来ても、防波堤等の建築物で防ぐ>と言うもの。その為に 想定を超えた津波に依って原子炉燃料の冷却用電源が破壊されて水素爆発を起こし、放射性物質を大気中、大海中に撒き散らす結果を招き、国内は勿論近隣諸国にまで迷惑を懸ける事になりました。
◎その2が 福島第2原発の<地震・津波に襲われても、原子炉燃料の冷却用電源を何重もの予備システムを設けて確保する>と言うもの。結果 その予備システムが功を奏して第2原発は無事でした。
 つまり此処に東京電力及び原子力安全・保安院の愚かさが有るのです。第2原発を作る時に、何故第1原発も同じ様に手を加えて予備電源システムを作らなかったのか!きっと東電内部でも「第1原発も第2と同じシステムしした方がいい」と言う意見具申が現場から有ったのでしょう。然し其れをしなかったのは「黙れ!馬鹿者!そんな物は金の無駄遣いじゃ!」と当時の偉い人が蹴っ飛ばして仕舞ったのだと想像出来ます。今となっては 其の偉い人はそんな事すら忘れて仕舞って居るでしょう。大組織の中では幾ら正しい意見でも下部の意見では「黙れ!馬鹿者!」で吹き飛ばされておまけに下手をすれば左遷と言う伝家の宝刀が待ってます。これが<地震や津波よりも怖い>のです。謀電力会社の担当者はフト漏らした事が有ります。「僕らの会社は 徳川時代みたいに封建的で頑迷固陋ですから・・・」
 こう言う訳で 日本の電力会社は何時まで経っても弱者を苛め続けて成長するのです。

2011年4月8日金曜日

全漁連 怒る



 全漁連の服部郁弘会長が、東京電力の勝俣恒久会長に強硬な抗議をして居ます。無理も有りません。漁業者は風評被害で、死活問題になっている処へ、更に低濃度放射能汚染水を海に廃棄をしたのですから。然も 一言の説明も、断りも無しに。酷過ぎる行為です。怒り心頭です。
 東京電力は遂に人間的におかしくなって仕舞ったのでしょう。写真では 勝俣会長は神妙な表情をして居ますが、腹の中では「なぁに 俺には東京電力と言う巨大組織のバックが有るし、政府が付いて居るし、いざとなれば原子力安全・保安院に責任の全部を擦り付けて仕舞うと言う逃げ道は有る」と嘯いて居る事でしょう。
 そもそも原子力発電は、終戦ま近い1946年頃、当時改進党の陣傘議員だった中曽根康弘が、日立・東芝・川重、それに東電・関電を加えた各社に、戦後復興の目玉として提案したのが発端だと言われています。原子爆弾の被害を受けて間もない日本に、原子力発電なんてと言って尻込みする各社に、中曽根は「世界は今後原子力発電が主流になる」と言って叱咤激励し、或いは恫喝して<拙速>の侭数々の原発が建設されて行ったのです。
 だから 日立・東芝といったメーカーは、その強引に作らされた事実がハッキリと証拠として残されて居ますから、愈々となれば<ケツを撒くって>その事を暴露する用意が有ります。従ってメーカーは責任を取りません。東電は「安全だ!安全だ!」と言って国民を騙し続けて来たのは原子力安全・保安院だから責任は無いと思って居ます。
 やり切れません! 此の騒ぎがひと段落したら、政府・保安院・メーカー・東電で、責任の擦り合いが始まるでしょう。被害者は何時でも報われません。

2011年4月7日木曜日

不撓不屈



 「不撓不屈」東北には、まさにこの言葉に相応しい人達が沢山いらっしゃいます。宮城県南三陸町でガソリンスタンドを経営して居る三浦文一さんもその一人です。
 三浦さんは 両親は行方不明、家もスタンドも全部津波に流されて仕舞い、やっと残った手動式ポンプで近隣の困った人達に残留したガソリンや灯油を無料で分けてあげたそうです。「自分は此の町の人達にお世話になったお陰でこんにち迄来ました。だから 恩返しをするのは当然です」と言って、津波の二日後の3月13日から手動ポンプを廻し続けて無料でガソリンを分けてあげて来ました。電気は来ませんからポンプは手動です。一日に300台の車が給油に来て、大変な重労働でした。漸く料金を頂ける様にしたのは、3月20日からで、又 三浦さんの意気に感動した若者達が手伝いに来て呉れて、一日中手動ポンプを廻し続け、「手がパンパンに腫れあがる!」と言いながら頑張っています。「俺が街を復興する!」と意気を見せる素晴らしい人です。こんな感動的な人達が我が日本には居らっしゃるのです。

2011年4月6日水曜日

取らぬ狸の・・・



 プロゴルファーの石川遼君が、今年獲得する賞金を全額 東日本大地震の被災者に救援金として寄付するそうです。そして 今年の賞金獲得総額の目標は2億円と決めて居るそうです。更に バーディーを1個とたったら10万円も寄付すると言う事です。年間300個のバーディーを取るとして、凡そ3000万円です。「取らぬ狸の皮算よう」とか言いますが・・・
 さて 其処で ほかのプロゴルファー達はこの話を聞いてどう思うのでしょうか? 年間30試合に出場するとして、其の内10回くらい優勝する勘定になります。其れを ほかのプロ達は指をくわえて見て居る訳ですか! それでいいのですか!?! たかが19歳の小僧っ子にこんな事を言われて、一言も有りませんか!?! 皆さんプロでしょう!?!

2011年4月5日火曜日

想定能力外



 「想定外」此の言い訳言葉が何度繰り返された事でしょう。今度の福島原発の事故に就いて、原子力安全・保安院や、東京電力の連中の説明は、此の『「想定外」の大津波が原発を破壊したのが原因で、言わば不可抗力である』と、結論付けて仕舞おうと言うものです。
 ところが 3月26日の新聞朝刊の記事に依れば
 『2006年10月の衆議院内閣委員会で、共産党の吉井秀勝議員が、原発で非常用電源が失われた場合を想定し、「機械冷却系が働かないと、崩壊熱の除去が出来ない、すると核燃料棒の焼損の問題が出て来る」と、今回の事故を予見して、政府を追及して居ます。
 更に 吉井氏は昨年5月の経済産業委員会でも同じ問題を追及したのですが、原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は「そう言う事は有り得ないだろう、と言うぐらいまでの安全設計をしている」と 大見栄を切って此の質問を一蹴しました。』
 この経緯から 原発を推し進めて来た連中:原子力安全・保安院、政府・経済産業省、電力会社、学者・先生達は、今ある現実に向かい合っていったい何を想い、自らを省みて居るのでしょうか?「想定外だった!」と言って済む話じゃ有りません!これは自分の「想定能力」が貧困過ぎた結果じゃ有りませんか!其れなのに無根拠の<安全神話>を矢鱈に振り回し国民を騙し続けた罪は万死に値します。許せません!! 非難勧告・避難指示など出されても、人間は簡単にハイ分かりましたと言って動けるものではありません。寝たきりの人を抱えて困って居る人、家畜を飼って居る人、諸々の事情で非難したくても出来ない切実な事情の有る人々。これ等の被災者を出した責任は、ハッキリ言って『原発の恐ろしさを想定出来ない、にも拘らず「安全です」と言い続けて推進して来た連中』に有るのです。
 いま 福島原発では、東京電力の現場担当の人達が、可哀想にまるで<賽の河原>の様な決定的効果の無い作業を命懸けでさせられて居ます。原発推進派の偉い人達は、安全な場所に居て勝手な事をホザイテ居ますが、<どうしていいのか解らない>くせに・・・此の様な事態を「想定外」の一言で片づける気か!!!恥を知れ!!!

2011年4月2日土曜日

牛飲馬食

 昨日から四月です。でも寒いです。きっと此の寒さは東北大地震と関連が有るかも知れません。昔子供の頃、おばあちゃんから聞いた覚えが有ります。「矢鱈暑い日や、寒い日が続くと天変地変が起きる」というものです。地球は生き物だから時々御機嫌が斜めになり、大地震や大台風とか人類に天罰を加える様な大災害が来る、と言う訳です。石原都知事じゃ有りませんが、今回の東北大地震が天罰だなんて思いませんが、それでも <人類は地球に対して優しくして来たか?>と言う虚心坦懐な反省は必要だと思います。
 昨日は 以前から孫達との約束で、某ホテルのランチバイキングに行って来ました。孫は中学生と小学生で、まるで<歩く胃袋>と形容したくなる程の野郎たちです。レストランの開場と同時に入場するや、食べるヮ!食べるヮ!凄まじい勢いで、ウエイトレスのお嬢さん達も思わず笑って居ました。食べ終わると次の食べ物と、忽ち取り皿の山を築いて行ッたのです。
 然し もっと凄い「健啖家」が居ました。歳の頃は80歳をゆうに超したと思われる痩せた男性で、自力で歩く事が出来なくて、奥様に支えられながらヨロヨロと着席して、先ずビールを中ジョッキで2杯飲み、其れから奥様に命じて料理を一杯取りました。其れ等を食べ終わらない内に、又奥様に次の料理を取って来る様に命じます。其れも口の中には食べ物が溢れんばかりに含まれているのにです。まさに<牛飲馬食>を絵に書いた様な爺さんです。
 呆れて見て居りますと、今度はワインを飲み始めました。更に山盛りの料理をバリバリ食べながらですから、其の細い体の何処にそんなに入るのだろう?きっとあの細い体の首から下は全部胃袋なのだ!と 驚き・呆れて見て居ましたら、孫達が「もうギブアップ!!此れ以上食べられません!!」と言い出しましたので帰る事にしました。が その爺さんは未だ蟹の様にテーブルにしがみ付いて食べ続けてて居ました。何だか東北大地震の被災者の皆さんに申し訳なく思いました。

2011年4月1日金曜日

災害義援金

 「災害義援金」私もささやかな金額ですが寄付をさせて貰いました。ところで 此の「義援金」は、何時、何処へ、幾ら払ったのかと言う「決算報告」がされた事はありません。余計な心配をしても仕方の無い事ですが、<本当に困っている人達にチャンと届いて居るのかしら・・・>なんて心配して仕舞います。以前 日本赤十字社の職員の着服事件が報道されたりして、まさかとは思いますが・・・
矢張りキチンと収支報告はした方が良いと思います。
 既に イチロー選手が1億円を寄付したとか、石川遼君が今年稼ぐ賞金を全額寄付する、とか多くのスポーツ選手達が多額の義援金の寄付を出して、700億円以上が集まったと言います。此れが本来の日本人の偉大な心です。世界の最貧国のアフリカからも、何十万円の義援金が来ると聞くと、心が熱くなります。
 それにしても 国会議員の皆さんはいったいどうして居るのでしょう? 国会議員は寄付を禁じられている事は承知して居ます。が この場合は非常事態です。超法規的な視点から国会議員の人達も進んで義援金を出すべきです。税金の中から多額の報酬を貰って居るのですから、こんな時こそ菅総理が音頭を取って提案をしたら如何でしょう?個人名で出来ないのなら、民主党一同とか、自民党一同とか、或いは衆議院議員・参議院議員一同とかやる気さえあれば何とか出来る筈です。でも やる気が無いのでしょうね。其れとも票に結びつかない金はビタ一文も出したくないのですかね。