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2012年3月10日土曜日

妻の闘病記 5

「妻の闘病記 5」私は 毎日病院まで妻の付き添いで行きます。と言っても看護師さんが付いて居ますから大した事はしませんが、其れでもリハビリステーション迄の送り迎えとか、売店まで飲み物やオヤツを時々買いに行ったりして、出来るだけ妻の傍に居て時間を伴に過ごす様にして居ます。
 病人は 只寂しくて 誰かに何か相手をして欲しいものです。其れくらいの事ならと、毎日セッセと病院に行って話し相手をしてやります。冗談を言ったり、思い出話をしたり、他愛の無い事ですが、これがケッコウ薬になる様で、先生も頻りと励ましてくれます。お世辞でしょうが「ご主人の熱心さが奥さんの力になります」と言われて そうかな?と思います。
 そう言えば 入院患者の中には 誰も全然見まいに来ない人も居ます。色んな事情が有っての事でしょうが、なんだか哀れで気の毒です。そんな患者さんが食事の盆を引っ繰り返したり夜なかに喚いたりして医者や看護師の手を煩わせるのです。きっと寂しくて 誰かにかまって欲しいのでしょう。

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