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2012年3月5日月曜日

妻の闘病記

「妻の闘病記」 私の妻が脳梗塞で倒れてから早くも36日になりました。倒れた場所が誠に幸運にも、病院に向かう途中で、そして偶々病院の当直医の先生が脳外科の専門医で、直ぐ緊急手当をして直ぐ入院と言う、まさに奇跡的幸運とも言える初動処置が素晴らしかったので、今では医者も驚く程の回復をして居ます。
 入院当初は ベッドに縛り着けられて、身動きも出来ず、薬の所為で幻覚をみて、有らぬ事を口走り、その様子を見て私は途方にくれました。「家に帰る!」と言ってベッドから降りようとしたり、「どうして自分が此の様な目に遭うのか!?!」と喚いたりして、医者も看護師も手を付けられず、私に落ち着くまで病院に泊まり込んで欲しいと要望されました。
 仕方なく 私と娘と交代で六日間程止まり込みました。然し 付き添い様のベッドは狭く、寝返りも打てませんし、一時間おきに妻が何か言いますので、とても熟睡は出来ませんでした。
 七日目にようやく落ち着きましたので、漸く我が家に帰り寝る事が出来ましたが、其の間は疲労困憊で大変でした。と言っても当の本人は其の事を全く覚えて居ないのです。
 今年の冬はとくに寒くて、毎日病院迄通うのは誠に辛いものが有りましたが、妻はもっと辛い思いをして居るのですから愚痴は言えません。
 二月の下旬からリハビリが始まりまして、みるみる体の機能が回復して来ました。此れはリハビリの先生が熱心で、非常に上手に指導して、患者のモチベーションを高めて下さったお陰です。本当に有り難く感謝して居ります。お陰さまで今では車椅子を卒業して、歩行器で歩く練習が出来る処まで来ました。
 此の侭順調にいけば、三月十五日に脳のバイパス手術をして、三月末頃に退院出来る見通しになりました。以上が「妻の闘病記」の中間報告です。

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