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2012年7月8日日曜日

「フラッグシップ」 トヨタの豊田章男社長が「日本の物づくり、いいものを作ると言う精神は、日本に残さなければならない」と唱えて、トヨタの最高級車トヨタレクサスを、九州の工場で作ると発表しました。トヨタと言えば<鬼のコストダウン=カイゼン>で世界的に有名です。だから コストダウンの為なら形振り構わぬやり方で、東南アジアを始め、人件費の安い所へ出て行き、トヨタピラミッドと言うものを構築して来ました。
 其のトヨタが、「フラッグシップ」を唱え始めました。此れは劇的な変化と言えるでしょう。「フラッグシップ」と言うのは、元々は海軍用語で、旗艦とか司令長官が乗船して居る司令艦と言った意味ですが、最近では企業の最高級商品・ステイタスと言う意味で遣われています。だから あのトヨタが、気が狂った様に滅茶安だけを追い求めて来たトヨタが、豊田章男社長が「フラッグシップ」を声高らかに唱え始めたと言う事は、日本人の一人として私は大変嬉しい事だと思います。
 其れにつられた様に、パナソニックや、ソニーも、此の処 韓国のメーカーに価格競争で負け続けて居ましたが、此の「フラッグシップ」精神で、もの作りの原点に回帰をしつつあり、まことに喜ばしい事です。もっともっと多くのメーカーが、そうして日本のもの作りの原点を取り戻して欲しいと思います。そうしないと日本のメーカーは生き残れません。

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