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2011年6月25日土曜日

政府の愛玩犬

 アメリカの元国防総省・核戦略分析家 ダニエル・エルスバーグ氏の興味深い論文を読みました。其の要点は「アメリカのマスコミは、9:11同時多発テロ以降、政府のラップ・ドッグ(愛玩犬)になり下がって仕舞った」と言うものです。
 9:11以降 政府の方針に反対したり、批判的な報道をすると、<異端者><テロリスト>と言われる事を必要以上に恐れて、健全な批判精神が無くなって仕舞い、可愛い愛玩犬になって居ると言う訳です。そして 日本でも同様にマスコミの政府・権力への媚諂いが甚だしいと言うのです。民主党政権に対して、其れ以前の自民党政権に対しても、国民不在のやりたい放題なのにマスコミの取材態度は、其れに鋭く突っ込み、切り込む事はしませんでした。<ぶら下がり取材>で、いくらでも切り込むチャンスは有りながら、何もせず 只コメントを録音するだけでは、マスコミの役割を果して居ません。此処に 日本の政治家の堕落の要因が有り、マスコミの責任は重大と言わざるを得ません。完全に政治家から舐められて居ます。
 取材記者の能力不足か、教育不足か、其れとも政党から「お目溢し料」が払われて経営の苦しい報道各社が助けられて居るのか? 芸能記者が 芸能人にインタビューで鋭く切り込む、あの方がよほど的を得て居ます。情けない話です。

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