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2010年2月21日日曜日

愛他精神

 「愛他精神」 とは 他人に親切にしたり、困っている人を助けたり、自分の損得に関係なく他人の為に愛情の籠った行動を出来る気持ちを言うのだそうです。そして 其の「愛他精神」が大都会程失われて来た、と今朝のテレビで言ってました。
 これは 大都会だけじゃ有りません。我が街「静岡と言う田舎」では大都会より酷い状態では無いでしょうか?
 最近 其の事を象徴する様な事件有ったと聞きました。私の住む所は、今から40~50年前に出来た住宅地です。此処には当時、所謂エリートサラリーマンと言われる人々が移り住んで来て家を建てました。当時の日本は「所得倍増・高度成長期」の真っ最中で、今の静岡では考えられない程、大手企業の進出で、街の活気は全盛を極め、港へは大型マグロ船が札束を持って入港して来ると言う大変ないい時代でした。
 時は移り、人は代わり、大企業は次々に撤退し、マグロ船は来なくなり、当時のエリートサラリーマン達は次々に他界されて、奥様達だけが残されて居ます。然も 旦那さんが残して呉れたお金も沢山有ります。<お金持ちの老婆が、豪邸に独り暮らし> 当然 泥棒・強盗達の格好の目標になります。おまけにどういう訳か近所付き合いが全くない者同士がヒッソリと暮らして居ます。家の中で大声出しても外には聞こえません。まして 昼間でも人通りが有りませんから「強盗さん来て下さい!」と言わんばかりの邸宅街で心配した強盗事件が遂に起きました。
 老婆を縛りあげて家に有った現金だけを奪って逃げたそうですが、「助けて!」と何度叫んでも誰も気付いて呉れなくて、翌朝 新聞配達のお兄さんが家の中から微かに聞こえる声に気付いて警察に通報して呉れて助かったそうです。
 其の時 ご近所の住人達は事件が有った事に気付かず、また 被害の様子とか、怪我は無かったか?と言った事には全く無関心だったそうです。「団塊の世代の親達」です他人の事には無関心なのでしょう。

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