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2011年5月19日木曜日

思いやり列島

 変な言い方をして申し訳ないのですが、今の日本は「思い遣り列島」です。あの大地震で壊滅的な被害を受けて、再起不能なくらい悲しい目に遭って、どうしたらいいのか分からないドン底に突き落とされて、其処から又立ちあがるなんて・・・いったい何と言う強靭な精神力と、其れを応援する全国の日本人・外国人の心を今私は日本列島を「思い遣り列島」と呼びたいと思って居ます。
 あの震災前の日本は大多数の人が<利己主義者>で、自分さえ良ければの根性丸出しで、若い女性は綺麗にお化粧する事と、美味しい食べ物に夢中になり、若い男性は楽をして生きる事に熱中して、どちらも苦しい事、辛い事を避けて来ました。年配の人達は、その若者に嫌われたくないので、そんなイージーな若者達に注意や意見をするでなく、自分勝手な生き方をする、言わば「利己主義者列島」でした。
 ことしの一月に雑誌の対談で、作家の曽野綾子さんが「今の日本は 恵まれ過ぎて居る。今に大飢饉とか大地震が来るのじゃないか?」と言って居ましたが、果して大地震が来ました。石原都知事は「此れは天罰だ!」と言いました。被災者の皆さんには酷過ぎる言い方でしたが、或る意味では謙虚に聞くべきものが有ります。
 そして 予想を超える<義援金><ボランティア>の活動は、目を見張るものがありまして正に日本は「思い遣り列島」になりました。嬉しい限りです。然し 東京電力始め、政治家の皆さんの「思い遣り活動」は全然見えて来ません。今も尚自己の利益を守る事にだけに固執して見苦しいばかりです。あの人達はこの期に及んでも未だ「利己主義者列島」に棲んで居るのですか!?!

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