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2011年9月8日木曜日

 今日の朝日新聞「声」欄に、日野市の主婦 国分知子さんの厳しいご意見が載って居ます。一川保夫防衛大臣が「私は安全保障の素人だが、其れが本当のシビリアンコントロールだ」と発言した事に就いてです。  つまり 「こんな人が大臣になっては困ります。今は国難の時、素人が大臣になってから防衛問題の勉強をして、試運転をするのを待っている訳にはいきません。当選回数や、党内バランスで大臣が決まるのでは、順番に当たる給食当番と同じです。野田首相 考え直して下さい」と言うものです。  国分さんには申し訳ありませんが、給食当番の方が未だましです。給食当番は、責任を持ってクラス全員に給食が満遍なく行き亘る様に、努力して任務を全うします。だから其処には揺ぎ無い使命感が有り、クラス皆への温かい配慮が有ります。  一方 大臣にはそんなものは有りません。責任感・使命感・配慮なんて言葉を彼等は口では言いますが、心の底では露ほども有りません。有るのは自分の選挙の事だけです。選挙で票を集めるには如何にすべきか!?!その為に大臣になるのは有効な手段です。何大臣で有ろうと構いません。大臣に必要な知識とか、ポリシーとか、フィロソフィーとか、そんな物はどうせ省庁居るに官僚達の言うがままにして置けば良いのであって、大臣がツベコベ言ったり、したりする必要は無いと考えて居るのです。野田総理だって、民主党の代表選挙の時、「ワシに投票して呉れたら、君を大臣にするから・・・」なんてカラ手形をイッパイ切って総理になったのですから、「コイツを大臣にして大丈夫かな?」なんて奴でも大臣にしなきゃならないのです。  だから 一川防衛大臣の様な奴が何の疑問も無く出て来るのです。此れが日本の政治システムです。立派な政治家が出て来る筈がありません。

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