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2011年9月1日木曜日

防災の日

 今日9月1日は、1923年に起きた関東大震災を記念して、「防災の日」です。関東大震災では、死者・行方不明者十万五千人と言う、今回の東日本大震災とは比較にならない大災害でした。震源地は相模湾、マグニチュード7.9でした。それでも犠牲者・行方不明者の数が、今回の東日本大震災よりも多かったのは、首都圏直下が震源地であった事、建物の倒壊による圧死よりも、火災が発生してそれで焼死した人が多かった事と、デマが飛んでそれでパニックになった住民達が、右往左往した挙句逃げ場を失って川に飛び込んで水死したり、<朝鮮人が火を付けて廻って居る>とか、<浅間山が噴火して、溶岩流が東京に向かって居る>など、当時のメディアの情報収集能力と、伝達能力が余りにも稚拙だった為、被害を拡大して仕舞ったと言われて居ます。  然しこんにち 福島原発事故に関して思えば、メディアの情報収集能力が発達したとは思えません。1923年から88年もの年月を経たと言えども、未だに相変らず<東電の発表>と<原子力安全保安院の発表>だけに頼り、其れ以上の「情報の掘り下げ」も「真相のえぐり出し」も出来ません。国民はみんなこれ等の発表情報は「未だ何かをかくして居るかも知れない」と言う疑念を捨て切れ無いで居ると言うのにメディアが此れでは国民は心配で堪りません。其れとも メディアは体制側のペットになって仕舞ったのでしょうか?

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