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2012年1月11日水曜日

日蓮上人

今日の静岡大学 湯の上教授の講義は「日蓮宗」のお話でした。日蓮宗は日蓮上人を開祖とする「南無妙法蓮華経」を唱える宗派です。
 日蓮上人は1222年今の千葉県の生まれで、最初は天台宗の比叡山延暦寺に学びましたが、直ぐに「法華経」こそが唯一の仏陀の教えである、と確信し、1253年三十一歳のときに「日蓮宗」を立宗宣言をしました。
 そして 時の幕府のお膝元である鎌倉で、辻説法をしたり、民衆を救うのは「法華経」だけである。と言う建白書を幕府に提出したり、と 激しい布教活動をしたので有ります。
 日蓮上人は激しい性格の人で、弁舌さわやかで舌鋒鋭く宗論をすれば、反論する相手を完膚なきまでに説き伏せて仕舞うと言う、容赦無き戦いをしましたので、鎌倉幕府に警戒されまして、伊豆に流されて、さらに佐渡に流される迫害を受けたのです。
 一方で 日蓮上人の教えは民衆に受け入れられまして、鎌倉末期から戦国時代にかけて爆発的に信者を増やしていきました。其のポイントは「無妙法蓮華経」を唱えれば厳しい修行をしなくても誰でも救われる、また「女性も救われる」、「おとこの所業は全ておんなの力なり」と言う民衆に分かり易く、女性に喜ばれる教えを説いて行ったからです。

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