イチローって男は

イチローって男は　わたし達をいったいどれだけ感動させたら気が済むんでしょう！？！「天才」「英雄」「世界一の男」「不世出の名選手」・・・もうこれ以上の誉め言葉がありません。誰か私の代わりにもっと言っやって下さい。
　『僕は　天才ではありません。なぜなら自分がどうしてヒットが打てるか説明出来るからです』。『驚かれているなら未だ未だ。驚かれない様になりたい』。『現役の内は　過去を懐かしんではいけません』と言うイチローの言葉は、此の偉業を成し遂げた者の厚み・重みがズッシリと胸に堪えます。
　全世界のプロ野球の選手で、これ程の言葉が言える人が他に居ますか！？！　此れこそ人間の限界を肉体的にも、精神的にも超越した「男」だから言えるのです。
　想い出すのは、２，０００年のオリックス時代７年連続首位打者を獲得した時、オーナーの宮内義彦氏が言いました。
　『ウチのイチローが、７年連続首位打者を獲得した、と言うのに、観客がチットも来てくれない。これは巨人が金に飽かせていい選手を集めてしまうからだ』
　イチローもかねがね此のオーナー言動には嫌気がさしていたのです。そして　阪神淡路大震災の時でさえ選手たちは「頑張ろう！神戸！！」の合言葉の基に優勝しました。が　宮内氏は球団が赤字と言う理由で選手たちに手厚い報いをしませんでした。あの　大惨事の災害にも負けずに選手達も神戸市民も、涙を乗り越えて、歯を食いしばって頑張ったのに・・・「球団が赤字だから」と言う理由で押さえてしまったのです。
　「球団が赤字」と言うのは、選手や神戸市民の応援や努力が足りなかった所為ではありません。それは球団の経営者たる宮内さん！あんたの責任でしょう！！