Google

2011年1月24日月曜日

悪徳漁業者

 昨日の朝日新聞の朝刊に「北方漁業不正」と題しての社説が載っていました。ロシアの排他的経済水域で、漁獲制限枠を超えて漁業をして居た漁業会社4社に、水産庁が今季の漁を禁止処分にしました。4社は5億円にもなる裏金で、ロシアに賄賂として払い、魚を獲れるだけ獲った、と水産庁に説明しているそうです。
 そもそもロシアが漁業資源保護の為に「EEZ=排他的経済水域」を設けた理由は、日本漁船の無茶苦茶な乱獲漁業が有ったからです。例えば 鮭鱒漁では、先ず漁船一杯の魚を獲ります。そして今度はもっと魚価の高い魚(紅鮭とか銀鮭とか)を見付けると、前に獲った魚を全部海に放り投げて、其の魚価の高い魚を獲ります。そして基地漁港に「大漁!大漁!」と喜んで帰るのです。此れでは海が空っぽになって仕舞います。
 其処でロシア政府(当時はソ連政府)は「排他的経済水域」を作り、自国の水産資源の保護に乗り出したのです。然し 未だに其の「掟」を破って不正を働く輩が大勢居ると言う現実に、嘆かわしくて言葉も有りません。此れではあらゆる外交交渉の席上で、幾ら正論を吐いても誰も相手にして呉れません。
 こんな不正をするのは、漁業者が事業規模を拡大し過ぎたからです。銀行や商社の煽てに乗せられて身に余る大型船を作り、大きな貯蔵設備を作り、其れ等の運営や、借金の返済の為には不正なんて屁の河童です。どれだけ罰則を咥えても、禁止しても彼等は又姿形を変えてやるでしょう。
 呆れた事に朝日新聞の社説では、「不正漁業者」にでは無くて「ロシア政府に対して、汚職対策を求める」と言って居ることです。飛んでも無い本末転倒です。100%悪いのは日本の悪徳漁業者です。クジラも、マグロも段々締め出されて行きます。根本に有るものを見据えて行かなければいけません。

0 件のコメント: