Google

2011年8月3日水曜日

押し出しサヨナラゲーム



 <押し出しサヨナラ負け!> 高校野球は 勝っても負けても全責任は監督にあります。それは 高校野球では、監督に絶対服従で、明らかに監督の指示が間違って居ると分かっても、選手には異を唱える事は出来ません。そんな事をすれば自分の選手生命はおろか、高校生としての前途をも失う事になりかねないからです。それ程 高校野球に於ける監督は、絶対的独裁者です。
 大阪の甲子園高校野球地区予選は、優勝候補大本命の大阪桐蔭高校が、ダークホースの東大阪大学柏原高校に球史に残る「最悪」の負け方をしました。
 一時は6対1と圧倒的なリードをして、其のまま桐蔭高が勝つだろうと誰しも思ったでしょう。実力的にも其れが順当な展開でした。 が 奇跡(?)は此処から始まったのです。
 コツコツと点を稼ぎ、8回には遂に6対6の同点に追いつき、9回の裏 守る桐蔭高の西谷監督の指示で満塁策をとったのです。其処でピッチャー中野君が、痛恨のデッドボールを投げて仕舞い、「押し出しサヨナラゲーム」となった訳です。
 負けた大阪桐蔭高校の西谷監督は「残酷なゲームをさせて仕舞った」と言って居ますが、其の通り酷過ぎる内要の試合です。5点差を追い付かれるまで何も有効な手を打たなかった監督の全責任です。いくらチーム力に差が有ると言っても<勝負事は下駄を履くまで判らない>と言う鉄則が有りす。明らかに今回は監督の油断が敗因です。泣き崩れる選手達の可哀想な姿を、西谷監督は生涯忘れてはなりません。そして自分の未熟さを謙虚に反省すべきです。押し出し死球を与えて仕舞った中野君の胸中は、いかばかりかを思い遣るべきです。彼はもう野球をやめて仕舞うかも知れません。其の責任の重さを西谷監督は判って居るのでしょうか?
 東大阪大柏原高校の選手や応援団は、欣喜雀躍 手の舞足の踏む処を知らない喜び様で、こんな痛快な事はないでしょう。

0 件のコメント: