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2011年8月14日日曜日

敗戦記念日

 今年も8月15日に「敗戦記念日」がやって来ます。あの戦戦争に就いて池上彰さんと東京大学大大学院の加藤治子教授が対談をして居ます。
 1945年8月15日に日本は戦争に負けました。そして日本国民はみんな一斉に「戦争被害者」になりました。果してそれでよかったのだろうか? と言う視点から此の対談は始まって居ます。
 日本軍は フィリピンを始め、東南アジア各地で完膚なきまでに叩きのめされて、沖縄には上陸され、おまけに広島と長崎に原爆を投下されて、無条件降伏をさせられたのです。それでもこの現実を国民にはひた隠しにして、我が軍は連戦連勝と国民をだまし、未だ戦争を続けようとして居たのです。此の酷い<大日本帝国軍隊>は、昭和天皇の英断が無ければどうなって居たか判りません。 此の現実を隠す、国民に知られたくない事を隠蔽する姿勢が、当時の大日本帝国軍部と、東京電力福島原子力発電所のやり方と、相通じるものが有り、恐ろしさを感じると言うのです。
 明らかに敗色濃厚で、B-29 爆撃機が毎日飛来して、東京・大阪・等の大都市を焦土にされても尚「日本は戦争に負けない。神風が吹いて必ず勝つ」と言い続けて、女子供老人まで駆り出して竹槍を持たせ、米軍の上陸で<本土決戦>に備えさせたあの時の大本営発表と、未だに放射能を垂れ流し続けて居るのに「原発は安全です」と言い続けて来た政府・官僚・電力会社とは同じではありませんか!!
 対談で二人は あの戦争でも、福島原発でも自分達は<被害者>では無くて<加害者>なのだ と結論付けて居ます。つまり あの軍部の暴走を許して仕舞った事、原発の建設を容認して仕舞った事、これ等を体を張って止められなかった事・・・勿論 此れは今だからこそ言える事では有りますが、当時<戦争反対>を唱えて命を落した勇敢な人達が大勢居られたと聞きました。なのに此れがどうしてもっと大きな運動として発展しなかったか?と言えば 其れはNHKラジオと大手新聞が口を揃えて<戦争礼賛>を唱えたからです。
 それも こんにち迄のマスコミの<原発礼賛>と同じです。66年前にあれ程酷い目に遭って居ながら、マスコミは進歩してません。

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