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2009年8月3日月曜日

フジヤマのトビウオ

世界の王選手が「国民栄誉賞」第一号に選ばれた時、「王選手は勿論人品骨柄共に立派な人です。だから 其れに異論を唱えるつもりは全くありません。が もっと相応しい人が居ます。それは 古橋広之進さんです。古橋さんこそ 戦争に負けて日本中の国民が『絶望』と『自信喪失』、『自暴自棄』、の淵に有る時、戦勝国のアメリカに乗り込んでアメリカ人の目の前、で世界記録を連発してアメリカ人を完膚無きまでに遣っ付けた『快挙』は当時の『負け犬日本人』達を奮い立たせて呉れたのです。」
 此の演説をしたのは、ミュンヘン・オリンピックのバレーボールで、見事金メダルを取った男子チームの監督 松平康隆さんでした。 その通り 古橋さんの功績は当時の「腑抜け日本人ども」に喝を入れ、元気と誇りを取り戻させたという意味で、空前絶後の偉大なものでした。
 当時 幼時だった私は、大人達の目に余る「腑抜けぶり」に子供心に耐え難いものを感じて居ました。其の時、あの快挙のニュースを聞きまして、その嬉しさは未だに忘れられません。 然し 其の時大人達の反応は鈍い物でした。まるで他人事の様な風情で此の快挙を受け止めて居ました。その大人達の「無気力さ」に、呆れました。其処まで日本人の大人達のポテンシャルは落ちてしまって居たのです。 今の時代に此の快挙をしたならば、どれ程の大騒ぎになって居た事でしょう?
 偉大な人を失いました。 合掌!!

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