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2009年10月15日木曜日

源氏物語その2

今日は 静大 岡崎先生の第二回講義「源氏物語」がありました。本当は第三回なのですが、先週は台風18号の来襲で、休講になりましたので、今日が第二回になりました。
 今日の題目は「源氏物語」より以前の作品と、以後の作品にどの様に共通した部分があるのか?と言う事についてでした。
 先ず物語の冒頭部分の書き出しは、<物語の時代>=「源氏」以前は=「昔」と言う漠然とした時代。例えば「竹取物語」では「いまはむかし」と言ったもの。そして<登場人物に関わる人物の紹介>=「たけとりの翁というものありけり」と言う極ありふれた人物。それが「源氏物語」になると、<物語の時代>=いづれの御時にか、女御、更衣、あまたさぶらいたまいける中に、いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまうありけり。はじめより我はと思いあがりたまへる御方々、めざましきものにおとしめそねみたまふ。・・・」=つまり 物語の冒頭、主人公の成長に伴う様々な伏線を微に入り細に入り説明をして、物語の進展を大きく期待させるものになって居ます。次から次へと光る源氏の周辺に現れる女性が、まるで光源氏を翻弄して居るか、の如く読めるのですが、勿論 光源氏は希代の「女たらし」ですが、其の周辺に登場する女性達のキャラクターは言うなれば「好色な女性」である事は否定出来ません。だからこそ あの膨大な長編物語が出来て、1000年を経たこんにちも尚読み続けられて居るのでしょう。
 つまり 此の物語の書き出しは、其れまでの時代に書かれた物語の形を破った斬新なものであったという事で、此の「源氏物語」以後50年程後に書かれた、「夜わの寝覚」、「狭衣物語」などに明らかに「源氏物語」の影響が如何に大きかったか!!を 伺う事が出来ます。
 と言うのが 本日の岡崎先生の講義でありました。

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