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2009年10月21日水曜日

冤罪

菅家利和さんの冤罪裁判のやり直しが、今日から宇都宮地方裁判所で行われます。判決が出るのは来年の春になるそうです。半年も掛かるんですね。
 17年半!無期懲役の判決を受け、服役した後で、「冤罪」の可能性が有ると言う事で再審されるなんて、いったいこの責任は誰が取るのでしょうか?そして 変なのは、此の冤罪を作りだした当時の責任者には、何の罰則も無いのでしょうか?冤罪にされた方には大きな犠牲を払わせて、冤罪を作った方にはなにも罰が無いなんて、余りにも片手落ちです。
 一人の人間を、47歳から63歳までの17年間も歳月を奪い、様々な楽しかったであろう人生生活を奪って置いて「間違いましたすいません」では、菅家さんが逮捕された当時取り調べに当たった警察の担当者、検察、裁判官を「絶対に許さない!!」と言ってますが、その言葉には万感交々の怒り、悔しさ、もどかしさが、余り大きくて言葉で表現し尽せないのでしょう。きっと 服役中には、もし出所したら何としても冤罪を晴らして、色々な事を言って遣ろう、自分をこんな目に遭わせた悪い奴らに復讐してやろう、と まるで「岩窟王」の如き執念に燃えて居た事でしょう。でも 17年にもなると、段々力が尽きて来て、諦めの気持ちが沸いて来て、執念と、諦めとが交互に来てさぞかし悩み苦しんだ17年半だったでしょう。
 私なら 執念も根性もありませんから、とっくに絶望して気が狂って自殺したか、病気で死んでしまったでしょう。
 今更ながら 菅家さんの「絶対に許しません!」の一言を、当該の人達は、たとえ故人になっても地獄の底まで持って行くべきだと思います。

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