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2011年4月18日月曜日

本能的避難



 来日外国人が 激減しています。観光地は何れも閑散として、外人観光客は居ません。まるで日本で猛烈な伝染病でも流行って居るかの如き情景です。
 <本能的避難>こんな言葉が有るかどうか知りませんが、昔 漁師さんから聞いた覚えが有ります。つまり 漁船等の船に巣くって居るネズミが、船が沈没・火災に遭う事前に逃げ出して居なくなるそうです。誰が危険を教えるでもなく、只本能的に危険を察知するらしいのです。
 有る時 其の漁師さんは自分の船内にネズミが全然に居無くなったのに気付いて、出漁を数日遅らせました。そして 何時の間にかネズミ達が帰って来て、船内を走り回って居るのを見て安心して出漁して事なきを得た、と言う話です。海の男達は先人からの言い伝えは素直に聞きます。命懸けで荒波を乗り越えて行くのですから・・・
 今 我が国から脱出する外国人達は、三月は10万人、四月はもっと増えるだろうと言われて居ます。そして観光客の予約キャンセルは今月10日で8万人だそうです。此れ 何だか船とネズミの関係を想起しませんか?
 「日本列島は地震と放射能で滅茶苦茶になった」と外国のメディアが過剰な報道をした所為か兎に角「日本は危ない!だから行くのは止めよう!」と言うイメージが固定して仕舞ったようです。
 国内に居る我々は気が付きませんが、外国から見ると日本は、政治も社会も経済も治安も何もかもガタガタで、中東や北アフリカ見たいな戦闘中の国の様になって仕舞ったと見えるのでしょうか?
 此の失った信頼を取り戻すのは容易な事っでは有りません。相当な時間が掛かるでしょう。被災地の復興よりも大変な努力が必要です。菅さん始め政治家の首脳達は此の事態の大変さが判って居るでしょうか?

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