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2011年4月8日金曜日

全漁連 怒る



 全漁連の服部郁弘会長が、東京電力の勝俣恒久会長に強硬な抗議をして居ます。無理も有りません。漁業者は風評被害で、死活問題になっている処へ、更に低濃度放射能汚染水を海に廃棄をしたのですから。然も 一言の説明も、断りも無しに。酷過ぎる行為です。怒り心頭です。
 東京電力は遂に人間的におかしくなって仕舞ったのでしょう。写真では 勝俣会長は神妙な表情をして居ますが、腹の中では「なぁに 俺には東京電力と言う巨大組織のバックが有るし、政府が付いて居るし、いざとなれば原子力安全・保安院に責任の全部を擦り付けて仕舞うと言う逃げ道は有る」と嘯いて居る事でしょう。
 そもそも原子力発電は、終戦ま近い1946年頃、当時改進党の陣傘議員だった中曽根康弘が、日立・東芝・川重、それに東電・関電を加えた各社に、戦後復興の目玉として提案したのが発端だと言われています。原子爆弾の被害を受けて間もない日本に、原子力発電なんてと言って尻込みする各社に、中曽根は「世界は今後原子力発電が主流になる」と言って叱咤激励し、或いは恫喝して<拙速>の侭数々の原発が建設されて行ったのです。
 だから 日立・東芝といったメーカーは、その強引に作らされた事実がハッキリと証拠として残されて居ますから、愈々となれば<ケツを撒くって>その事を暴露する用意が有ります。従ってメーカーは責任を取りません。東電は「安全だ!安全だ!」と言って国民を騙し続けて来たのは原子力安全・保安院だから責任は無いと思って居ます。
 やり切れません! 此の騒ぎがひと段落したら、政府・保安院・メーカー・東電で、責任の擦り合いが始まるでしょう。被害者は何時でも報われません。

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