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2008年2月26日火曜日

二・ニ六事件

今日二月二十六日は 昭和十一年に二・二六事件の起きた日です。第一次世界大戦後の永い世界的大不況の中、巷には失業者が溢れ、夜逃げ・一家心中・人身売買が多発していると言うのに、財閥と癒着した政治家は、只漫然と手を拱いて居る有様に、昭和維新を唱えて奮起した青年将校達が高橋是清大蔵大臣をはじめとする当時の政府要人達を殺害して、陸軍省や警視庁を占拠、皇居を包囲して、他の部隊の蜂起を待ったのです。然し 彼らには、天皇陛下から反乱軍と定義付けられ万事休しました。 逮捕され、軍事裁判で幹部十七人は一言の申し開きをする機会も与えられず死刑を宣告されたのです。

その時の様子は 『銃殺刑の執行は、銃声を隠す為、軍隊が機関銃の空砲を撃ち続け、飛行機二機が低空飛行をした。処刑された青年将校たちは、その瞬間「天皇陛下万歳!!」と叫んだ』と言われています。現在の渋谷区神南に慰霊碑があります。彼らのした事は、確かに過激であり、要人を殺害した犯罪人ではありますが、国や国民の窮状を憂う心は純粋なものでした。  今のように政治家達や役人達が私利私欲を貪ってばかり居ると平成維新を唱える人々が出て来るかも知れません。

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