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2009年3月3日火曜日

コンブライアンス??

オリンパスの社員が 社内の正規のコンブライアンス窓口に上司らを告発したら、不当な配置転換をされ、一年半に亘り陰湿な虐めに遭い精神的に耐えられないとして、東京弁護士会に救済を求めて居ます。勿論 彼は 下記に揚げる立派な「オリンパス社内コンブライアンスに基づき、行動したもので正統な行為です。
『「法令と企業倫理の順守」
オリンパスグループでは、役員・従業員が、高い倫理観に則して行動するための指針として「オリンパスグループ企業行動憲章」および「オリンパスグループ行動規範」を制定し、さらに各種個別方針を定めています。それらに基づき、公正な取引・貿易管理・製品安全・環境などの企業活動のあらゆる側面において、コンプライアンス推進に関する活動を展開しています。また、各種社内規則と業務標準を規定し、従業員の行動基準としています。』
 日本の企業は(特に大企業は)表向きには良い子ぶって居ますが、内実は酷いもんです。この例は言わば氷山の一角で、「コンブライアンス」なんて社長さんの懇親会などで、「我が社もチャンとやっとりますよ ワッハッハ!!」とか言って格好付けるだけのもので、有名無実です。そして 社内に帰れば「お前らの社員に対する態度が甘すぎる。もっと厳しくせんか!!馬鹿野郎!!!」と中間管理職を罵詈雑言で叱り捲くるのですから、内部告発なんかしようものなら「卑怯者!死刑じゃ!!」ってものです。コンブライアンスなんてチャンチャラ可笑しい話です。「偽善」と言う言葉が有りますが、これ程甚だしい「偽善」は他に聞いた事がありません。
 「偽善」「欺瞞」「偽装」「偽証」、日本の大企業の社長になる様な人は、これ等の事柄に全く「悪」とか「罪」と言った感覚は無いのです。そんなものが有っては社長になれないのでしょう。

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