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2009年3月15日日曜日

静岡空港

静岡空港が色々の問題が有るのに、県知事が強引に開港しようとしています。其の問題は
1.滑走路のまん前にある立ち木が邪魔になり、それを避ける為に滑走路を短縮する。その為の追加工事で2億円の追加予算がかかり、開港が4月から6月に2カ月延期になる。
2.利用客の予想が、調査をする度に下がり、当初では年間120万人と言って居たものが10万人も危うくなって来た。それで 就航予定のJALに対して「搭乗率補償」と言う屈辱的なことをします。つまり 搭乗率が70%を割ったら1人分¥15,000を県がJALに対して払う。此れが年間でいったい幾らになるのか不透明だし、そんなもの負担させられる県民は迷惑至極です。
3.以上の問題が無くても、年間3億円の赤字が出るといわれています。それを知事は「高校一つ運営する位の赤字じゃないか」と気楽に言って居ますが、此のひと言を聞いただけで「此の人はヤッパリ馬鹿だったのか!!」と思います。県財政が危機的状態にある事が分かって無いのでしょう。そして 毎年其れを負担させられる私達は堪りません。

 元々「静岡に空港が要らない」というのが大半の県民の気持ちです。新幹線が有り、東名高速があり名古屋にセントレアがあり、東京に羽田が有るから浜松の人はセントレアへ、沼津の人は羽田へ行った方が、遥かに便利なのは分かり切って居ます。其れなのにわざわざ便数も少なく、新幹線も止まらない小笠山の山中の飛行場へ行って古びた飛行機になんか乗る者は居ません。空港を欲しがって居るのは、知事と其の取り巻き連中と土建工事屋達だけです。何かが匂います。
 石川知事は 今年知事選がありますが、出る とも出ない とも明らかにしてません。それは 以上の如く無理やりして来た上に、出て来た失態の数々と、最近発覚した「西松建設からの献金」問題でもう観念するでしょう。知事を応援して来た土建業者も空港工事の仕事が欲しかっただけですから、工事がほぼ終了に近づいたこんにち、「どうでもいいや」ってな訳で応援もしませんから、出ても当選は出来ないでしょう。結局 知事と土建屋に何千億と言う国費の無駄遣いをさせてしまった責任は有耶無耶のままになり、ペンペン草の生えた空港が後に残るだけです。

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