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2009年3月6日金曜日

耳の不自由な人の話

耳の不自由な人のお話
私達 健常者にはまったく想像出来ない世界がある、と言う事を昨日衝撃の体験をもって知りました。

昨日 定期健診で病院に行った時の事です。
 エレベーターに乗りましたら、先客がありまして40代位の男性でした。私が乗り込んで其の人に背を向けたまま「何階ですか?」と声をかけたのですが返事が有りません。(変な人だな? ひょっとすると此方を馬鹿にしてるのかな?)と思いながら振り返って見ますと、其の人は見るからに人懐っこい顔をニッコリさせて「こんにちは 4階をお願いします」と言って更に「実は私は耳が聞こえないんです。」と言う訳で先程の経緯を了解出来ました。
 私が検診を終わって一階のロビーを通って帰ろうとしましたら また先程の人に逢いましたので今度は正面から顔を見ながら「先程は失礼しました」と挨拶をしましたら、さっきよりもっといい笑顔で「先程はどうも・・・」と言ってくれましたので、何だか其の侭別れるのが惜しくなりまして、「お茶でも」と言って喫茶室で少しお話しました。其の内容は・・・
 『聾(耳の不自由な人)と言う者は外見では全然わかりません。だから 往々にして誤解されます。かと言って 首から「私は耳が聞こえません」と書いた看板をぶら下げて街を歩く訳にも行きません。そして 今 貴方と話してる様に眼で相手を見ている時は唇を見て居れば読唇で大抵の話は出来ます。然し 緊急の時、例えば「危ない!」とか「火事だ!」と言った緊急事態のお知らせなんかが聞こえません。下手をすると命に関わります。だから一人で旅行をして、ホテルに泊る事が出来ません。ホテルには音で緊急連絡の設備は有りますが、光や表示盤等「眼で緊急情報を知らせる設備」はありません。何とか其の設備を設けて欲しいのですが・・・』
 なるほど 知りませんでした!!。なんでも国の予算は盲目の人に対するものには310億円有りますが、聾の人に対するものは殆ど無いそうです。失礼ながら心から同情しちゃいました。
舛添さん 何とかしてあげて下さい。!!

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