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2009年6月22日月曜日

才女 続々

岡崎真紀子教授は御自分が才気煥発であらせられますので、百人一首に登場する女性の中でも、才能が溢れ、時の高貴な地位で、才能が有ると言われた男を、見事に凹ませてしまう才媛がお気に入りの様で、今日の講義もその流れに沿ったものでした。
 小式部内侍 かの有名な和泉式部の娘です。母親が歌人として有名なあまり、世間には、小式部内侍の詠作も本当は母親の代作に負っているのではないか?と言う噂がありました。 それを 当時歌人として名高い中納言藤原定頼がからかった事に対する小式部の見事な「切り返し」ぶりが今日のテーマでした。
 母の和泉式部が、夫の保昌が丹後に赴任するのに伴われて丹後に下って居た頃、京で歌合(うたあわせ)が催され小式部も詠者として召される事になりました。其処で中納言定頼が「丹後の母上への依頼はどうなりましたか? 文を持った使者は間に合いますか?」とからかいますと・・・小式部は通り過ぎようとする定頼を引き止めて、即座に此の歌を詠み下して見事に一本取った訳です。
 「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立」=「母の居る丹後の国までは、大江山を越え、生野を通って行く道が遠いので、まだ天の橋立の地を踏んだ事もないし、母からの文も見ていません」
 此の鮮やかな切り返しに中納言定頼は、直ぐにでも此の歌に負けない「返歌」を詠もうと必死に頑張りましたが、出来ないので 小式部内侍に掴まれた袖を振り切って逃げました。
 中納言藤原定頼の完敗です。 何だか女の賢さは、現代も平安時代も同じでしょうか??

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