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2010年6月15日火曜日

考古学 其の9

考古学「歴史と文化」 今日のテーマは愈々「縄文時代」です。過去に於いて縄文時代と言えば、暗く貧しい時代と認識されて来ましたが、最近では、色々研究された結果どうも其れは違うらしいと考えられ出しました。
 遺跡から発掘された食物のゴミ(動物の骨・貝殻等)等から彼等の食生活の豊かさが、意外な程我々の認識を超えた者である事が分かって来ました。
 先ず 食物の獲れない冬場をのり切る為の、貯蔵方法として、土器の甕を利用して土中に保存するとか、魚や動物の肉は煙で燻して燻製にする等の知恵は既に縄文時代の遺跡から其れ等が発掘されて居ます。
 此の事から 縄文人は「定住生活」を始めた事が考えられます。つまり 石器時代の様に食べ物を求めて何時も彷徨い続けて来た時代から、安定した場所に定住して生活出来る方法を手に入れた訳です。其れが今から11,500年前で、丁度地球が氷河期から温暖化した時点だそうです。
 当然 人口も増えて、大勢の人達が集団で生活をする様になり、其の集団を支配する支配層と、被支配層に分別されて、其処に格差社会が生じました。そして集落どうしの争い⇒戦争と今日の人類の見苦しい姿が出て来ました。アメリカ西海岸では、其の時からインデアンの中に奴隷が存在したと言いますから、アメリカと言う国は一万年前から既に差別社会の国だったのですね。

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