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2010年12月22日水曜日

街の時計屋さん

 腕時計の電池交換の話です。昨日 大型スーパーのジャスコに行きまして、腕時計の電池交換を依頼しました。前回(確か3年前)も此処で交換して貰いましたので、何の疑問も持たずに行きましたが、いきなり「此のタイプの時計の電池交換は出来ません!」と言われて面食らいました。今迄何度かやって貰ったので、いったいどういう訳かと聞きましたら、どうやらこのタイプの時計の電池交換に失敗して、時計を破壊して仕舞って問題になったらしいのです。其れ以来此の手の電池交換はするなと上からのお達しが有ったのです。納得が出来なくて、色々言いましたが唯「もうしわけありません!」の一点張りでした。
 仕方なく 街の<昔ながらの時計屋さん>を訪ねてお願いしましたら、ニッコリ笑って直ぐにやって呉れました。作業時間はたったの二分でした。其の時計屋さんが言うのには「何も難しい技術が要る訳じゃ有りません。只 細目ネジなので丁寧に緩めて、締め付ければいいのですが、スーパーやデパートにはそう言う心掛けを持った人が居ないので、乱暴に扱ってネジ山を潰して仕舞って壊して仕舞うのでしょう」と言う事でした。更に此の時計屋さんが言うには「此の時計はSEIKOの40年程前の時計ですね。素晴らしいものです。今 これ程の時計を手に入れるのはかなりのプレミヤを付けないと買えません。こう言うものを大切にして下さるお客さんに出会うと嬉しくなります。此れからも永く大切にして下さい」
 確か此の時計は、東京に勤務していた当時、永田町の国会議事堂の売店で、定価八万円の物を二割引きの六万四千円で買った覚えが有ります。当時の値段ですから今じゃどれ位するのでしょう?其れ以来全然故障もせず使い続けて居ますので、かなりの思い入れが有りまして粗末には出来ないのです。だから <街の昔ながらのお店は本当に有り難いものだ!!> と再認識しました。

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