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2011年10月4日火曜日

秋の夕暮れ


 『さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いずこも同じ 秋の夕暮れ』 良ぜん法師 

 平安時代から 秋は春・夏と来た華やかな季節に比べて、草木山川の姿も寂寥感を人々に与える季節とされて来ました。冬に向かって 堪え難い寂しさを詠んだ和歌です。
 こんにちと違って、暖房の設備も無く、食料も乏しくなる冬に向かって当時の人々の冬支度、暗く厳しい寒さの冬は、どの様な気持ちで捉えられていたのでしょう。きっと 今の私達の考えも及ばぬ知恵や工夫と努力で精一杯乗り越えて来たのでは無いでしょうか。それでも その厳しい自然に負けて命を落とす不幸な老人・子供も少なくなかったでしょう。
 昨日あたりから急激に気温が下がって、まるで秋を飛び越して冬が来た見たいです。私の様な寒がりはとてもついて行けません。テレビの気象予報士は、此れから益々寒くなる、なんて言ってますが、それは何時もの天気予報の様に、外れて欲しいものです。

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