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2011年10月28日金曜日

ルミネ


 有楽町にファッションビル「ルミネ有楽町店」が今日オープンしたそうです。一時 六本木や新宿・渋谷などにファッションやグルメのトップストリートを奪われて居ましたが、また銀座が巻き返しをして来ました。
 昔は 年末になると、田舎から出稼ぎに来ていた人達が、銀座三愛の買い物袋を持って上野駅から夜行列車に乗る大テントに並ぶ姿が、帰郷スタイルのステイタスでした。
 東北の人達の故郷を想う気持ちの強さは、我々の想像を遥かに超えたものがありまして、若い頃 東北から来ている会社の同僚に聞きました。「お前 そんなに必死になって故郷に帰って、何をするんだ?」と 其の返事にはガッカリしました。「何もせず 家にジッとして居るか、2~3人集まって酒を飲み、東京の悪口を言って居る」そこで「そんなに嫌なら東京なんか来なきゃいいのに!」と言いますと「田舎じゃ何もネェし、喰えネェ!」と吐き捨てる様に言いました。<よしいくぞう>の歌じゃありませんが田舎じゃ何も無いのです。
 何もかも全てが東京で、銀座で人が集まり、金が集まり、国が成り立って居るのです。田舎は恐ろしい位に過疎化が進み、独居老人ばかりになりました。
 華やかに光のあたる銀座の一方で、光の当たらぬ田舎が全国にドンドン増えつつある現実の厳しさを、どうすればいいのでしょう? 

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