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2011年10月15日土曜日

T.T.P.


 今 問題になって居るT。T。P。(環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定)に、日本が参加するか否かで、政府が悩んで居ます。
 もし参加すれば、超高関税率で保護されている農業が壊滅的打撃を受ける、と 言う事で<農協>が猛烈に反対して居ます。それに此の<農協>を票田として居る<農業族議員>が「農業が立ち行かなくなれば日本は滅びる」と大袈裟に叫んで反対運動を煽って居ます。
 彼等 農協にしても、族議員達にしても、単に自己の利益だけを考えての行動です。米の輸入関税なんか700%超と言う。無茶苦茶な関税に守られて居る農業の有り方は異常です。過保護と言うより、その異常状態に依って政権を守って来た、自民党の偏狂的政策のツケが、こんにちの問題の決着を困難にしている根本が有ります。
 T.T.P.に加盟すれば農業が潰れる、と言いますが、敗戦後一貫して保護されて来た農業は、その保護が当たり前になって仕舞ったので、農作業の効率改善努力をスッカリ忘れて、唯政府の票集め政策に甘えて来ました。其処へ外国からT。T.P.加盟を迫られて慌てて居るのです。
 此れは 当然の帰結です。日本だけが農業の過保護を赦される訳は無いのです。外国では農業の競争力を高める為に必死も努力をして来たのです。其れもせずにただ「潰れる!助けて!」と言って居る農家も、農協も族議員も甘過ぎます。
 現に T.T.P.に加盟してもビクともしない若いアグレッシブな農業経営者がドンドン出て来て居ます。こう言う人達に農業を任せて、過保護のぬるま湯にふやけて仕舞った農協や農家、果ては族議員も、この際 腹を決めて転身の努力をして、貰いましょう!

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