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2011年10月6日木曜日

神社仏閣の復興

 昨日は静岡大学の市民開放授業、平成23年度後期第一回の授業に行って来ました。題目は「日本史概説?」先生は 湯之上 隆教授で、日本の仏教の歴史を主体に来年三月まで勉強します。
 行って見て驚いたのは、仏教の歴史なんて学生にとって(特に女子学生に)は余り関心が無いだろうと思って居ましたが、何と70人以上入る教室が大入り満員で、立ち見が出る程でした。
 余りの事に驚いて、隣の席に居た女子学生達に聞きました「貴女達は仏教に興味が有るのですか?」と、「あります!」と言う返事なので「本当は単位だけが目的でしょう!」と突っ込みを入れましたら、ぺロリと舌を出して居ました。
 第一回の今日は <東日本大震災と神社仏閣の被害>、<東日本大震災と美術館・博物館の被害><福島県三春町在住の芥川賞作家で福聚寺住職の玄侑宗久さんの、切実な被害状況のエッセイの紹介>等が有りまして、東北地方で被害を受けたのは、一般市民だけでは無くて、神社仏閣・美術館・博物館の被害も甚大だったと知りました。美術館・博物館は充分とは言えなくても、文化庁や、地方自治体の援助で復興の手掛かりが有りますが、神社・仏閣は憲法の定める「政教分離の原則」が有って政府も、自治体も特定の神社・仏閣への援助は出来ないのです。だから自力での復興は不可能です。
 玄侑宗久さんは 「特定の宗教を支援して呉れとは言って居ないのに・・・」と嘆いて居ますが、頭の固い役人達は救いの手を差し伸べて呉れません。檀家衆や信者達も同じ被災者ですからとても援助の出来る状態では無いのです。
 東北の岩手・宮城・福島の三県で津波で流失した寺院は47寺。全半壊は2700寺以上に登るそうです。神社は全壊309社、半解等は1827社になり、これ等の復興は全く手つかずの状態だそうです。
 いったい どうやってこれ等の復興をするのでしょう?。

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