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2010年4月22日木曜日

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群 何と無く聞いた様な気がしてましたが、今日のテレビを見てよく分かりました。ニュートンとか、エジソンとか、アインシュタインと言う所謂天才と呼ばれた人がそうだったと聞いて成程と思いました。集中力が非常に高く、反面 集中し過ぎて全体の空気の流れを読めないと言う性格の人を言うらしいのです。
 そう言えば 昔 学生時代の同級生にそんな人が居ました。友達付き合いは苦手で何時も独りでポツンと居て、何考えて居るか分からないけど、数学をさせると先生もビックリする程の能力を発揮する人が居ました。会話がトンチンカンで、話がかみ合いませんので、「あいつは馬鹿なのか?、利口なのか?」と首を傾げて仕舞ったものです。
 県庁の変電室要員に就職しまして、毎日 ドカベンとピースの缶を一つ風呂敷に包んで持って出勤、一日中話し相手も無く唯黙々と配電盤と睨めっこの日々でしたが、全く不平も愚痴も言わず淡々と勤めて居ました。其の環境が彼に合って居たのでしょう。
 特に集中力の凄さは驚くばかりで、囲碁を覚えてから目覚ましい上達ぶりで、初段を飛び越えていきなり三段になったとか、その後もどんどん強くなって県内には敵無しになりました。余り強いので、プロになる事を勧める人が居まして、プロ棋士に紹介しました所、プロ棋士が言うには、「才能・力量共に有る。が 惜しいかな慾が無い。プロには燃え滾る凄まじいばかりの慾が無ければなれない」との事でした。
 と言う事で その後の彼とは遠く離れて仕舞い、消息を聞く事は有りませんでしたが、どうして居るでしょうか? もし彼に其の才能を伸ばしてやる機会を与えてやったなら今頃では「ノーベル賞博士」の称号を得て居たかも知れません。

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