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2008年11月5日水曜日

仏教と農民



静岡大学のキャンバスの私が通学している教育学部棟です。

昨日の小和田先生の講義で、面白かったポイントは「仏教の布教手段」の話でした。

『鎌倉時代 仏教が台頭した。 その主な要因は、有力な僧が多く排出したのと、其の布教手段だ。 当時は農民にとって、最も悩みの種は「水」だった。 河川の氾濫、田圃の水やり、飲み水の確保、と言った問題に苦しみながら、有効な解決方法を見出せなかった。 其れに対して仏教の僧が知識をを持って居て、河川の治水、田圃の水引、飲み水の井戸堀、などを指導したり、一緒に作業をした。これは当時の農民達にはまるで天の恵みと思える慶事で、その為 僧への尊敬はあらたかで、僧の説く「仏教」に悉く信じ入ってしまった。そうして「水」を仏教の布教手段にしたのである。  全国各地の古刹には有名な高僧が掘ったと言われる古井戸が残っている。弘法大師の堀った井戸なんか沢山あるが、もし 本当なら 弘法大師は一生井戸掘りをした事になってしまう』

仏教と治水 当時の素朴な人民の暮らしが見えてきます。

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