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2009年7月2日木曜日

禁固150年!?

幕末 道徳と経済 報恩の思想を説いた 二宮尊徳は「道徳の無い経済は犯罪に近い」と言ったそうです。まぁ何と今の経済界に道徳の無い事甚だしい限りであります。毎日報道されている事件でも 嘘、騙し、不正と他人を陥れる手段で金儲けをして、全然悪びれない奴等ばかりが余りにも多くて次々とダニの様に湧いて来て嫌になります。二宮尊徳も此の現状を見て言葉に困るでしょう。
 アメリカでもけた外れの悪者が居ます。ニューヨーク連邦地裁は、米国のナスダック市場の元会長マドフ被告に禁固150年の判決を言い渡したそうです。高い利回りをうたい、ねずみ講紛いの手法で、世界中の投資家から、数百億ドル(数兆円)を集めた史上最大の詐欺事件の被告です。被害者の中には自殺をした人も居ますし、裁判には大勢の投資家が詰めかけたと言います。
 然し この種の「投資詐欺」のケースはオイシイ話を持ちかけて他人を騙す奴は勿論悪いのですが、騙される方も「上手く儲けたい」と言う色気が有って、結果騙された訳ですから被告だけの責任では無いのでしょう。被害者側にも「儲けたい」と言う色気が有る限り此の手の詐欺事件は何時まで経っても無くならないでしょう。ひとつには、日本の刑罰は詐欺事件に対して軽過ぎるからです。アメリカの様に禁固150年と言う刑罰を与える事も必要じゃないでしょうか?
 それにしても ねずみ講の様な単純な仕組みの詐欺にどうして嵌るのでしょうか?それ程人間の欲望に際限が無いのでしょう。今も 何処かでそんな詐欺事件が行われていますよ。甘い言葉に操られて、哀れな欲の盲者達が其れとは気付かずに落とし穴に墜ちて行ってます。

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