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2009年7月17日金曜日

臓器移植

人はどうも時として神をも恐れぬ生き物の様です。
臓器移植で、15歳以下の子供から臓器の提供が受けられる法律が国会で成立したそうです。それでこの法律が出来るのを一日千秋の思いで待ち焦がれて居る人達が居られる事も報道されています。 もし 自分の子供が重い病気で、臓器移植以外に助かる道が無い、と医者から宣告されたら、やはり 臓器移植を必死に願い、臓器提供者を探し求めるでしょう。 然し 問題は、此の臓器提供者は脳死の状態で、未だ心臓が動いて居る状態で、其の体から心臓を取り出し、希望者に移植するというもので、先ず 人間の脳死が完全なる死と決める作業・判断は神ならぬ身の医者がすると言う事です。勿論 立派な経験豊かな先生方が複数でなさる事でしょう。素晴らしい設備を駆使して此れ以上無いと言う医療技術を尽くしての最終的に辿り着いた結果、だとしても、此の脳死状態の患者が絶対に生き返らないと判定出来ますか!!それこそ其処は神の領域でしょう。もし 私が医者であっても其の領域に踏み込む勇気はありません。然し 患者の家族は助けたい一心であらゆる手段を講じて欲しいと医者に激しく詰め寄り、もし 医者が断れば一生恨み事を言い続けて、挙句の果てには「人殺し!!」と迄も言われかねません。人は自分だけの利益しか考えませんから・・・
 こんな重く難しい判断を何の苦も無く出来る人が此の世に居るでしょうか?ワタシャ出来ません!!

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