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2007年4月11日水曜日

駄目な弟




源平枝垂れ(げんぺいしだれ)です。桃の一種で一本の木で紅白の二色の花が咲きます。源氏の白旗・平家の赤旗、その両方の色の花が仲良く咲いているのです。
私の姉は京都に嫁いでいます。熱烈な恋愛結婚で、親の猛烈な反対を押し切って駆け落ち同然で行きました。その後の姉の苦労たるや言語に絶するもので、最たるものは京都の排他的土地柄でした。独特の京都弁や、千二百年の歴史からなる慣習、等等 よそ者をばかにして、容易に受け入れまいと言う姿無き大敵との戦いは、それはそれは大変だったと思います。 それに加えて経済的な苦労でした。姉の旦那さんは人柄は素晴らしいのですが経済力の無い人で、常にお金に悩まされる日々でした。それでも姉は自分の親兄弟に全く頼る事無く、独学で覚えた洋裁で一所懸命働き、今では何人もの人を雇ってブティックを経営するまでになりました。よくこの排他的な環境の中で此処まで頑張ったと、感心と尊敬の念を禁じ得ません。心から「凄いなぁー」と感服しています。
その姉に 妻が電話で愚痴っぽい事をポロツと言ってしまいました。私は妻を叱ったのですが、姉は心配してお小遣いを送ってくれました。「これで 何か美味しいものでも食べなさい」と言う優しい手紙をつけて・・・
もうビックリするやら嬉しいやら 持つべきものは姉です。有り難く頂きましたものの、又 迷惑をかけてしまったと言う忸怩たる思いです。今頃 姉は「いつまでたっても駄目な弟やなぁ! しっかりせんと あかんぇ しっかり気張りよし!!」と思って居るでしょう。  姉さん御免なさい!! そしてありがとう !!!

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