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2010年8月17日火曜日

アンケート

アンケートの危険性を全く無頓着に乱用されて居ます。早い話が「内閣支持率」です。此の頃では新聞各社の他、NHK迄が熱中しています。
 問題は、 アンケートの設問方法と、サンプリングの数及びサンプリングの抽出方法です。例えば「内閣支持率」と言った国民の殆どの層からのサンプリングが必須のカテゴリーは、良く言う<コンピューターが無作為に抽出した方式で2000人から得た回答をもとに・・・>なんてイージーにデータを発表しています。
 此れでは問題の捉え方と言い、結果の集計の仕方も、全然信頼に足りるものとは言えません。総人口を対象にした民意を調査するアンケートをたった2000人ばかりの人数で、如何にも正確なデータで有るが如くにメディアで発表して、結果を<金科玉条>とばかり大得意になるのは、プロパガンダです。不正確なデータを押しつけられる視聴者・読者は大迷惑ですし、データを取られて変な形で勝手に発表されるサンプル要員も大迷惑です。
 アンケートを否定するつもりは有りません。只 やり方が稚拙で、安易で、質問を作成する者が、礼儀知らずの無礼者だと言いたいのです。
 アメリカでは、アンケート全盛で、競争も激しいから、其のルールも発達していて、相手を不快にしたりして失礼の無い様に細心の配慮がなされて居るそうです。其処へ行くと我が国のメディアは、アメリカの猿真似で、データを集めるのに<雀の涙程>の謝礼で行いますから、データが<出鱈目>とは言いませんが、<似て非なるもの>でしか無いのです。
 だから アンケートを安易に遣りたがるメディアに、敢えて言いたい「もっと研究・勉強して、礼儀を以って正しい方法を身に着けなさい!!」

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