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2010年8月19日木曜日

興南高校



甲子園の高校野球は、沖縄の興南高校がベスト4に進出しました。其の強さは抜群で、テレビ観戦をして居ても全然負ける気がしません。投手の島袋君の活躍だけで無く、打線も15安打の猛攻で、全く相手チームを寄せ付けません。多分 順当に行けば興南高校が優勝して、春・夏連覇をするでしょう。選手達の他を圧する能力の高さもさる事ながら、此のチームの指導に当たって居られる我喜屋監督の指導力には、目を見張るものが有ります。
 春の選抜大会で優勝した時の監督のコメントは「ナンクルナイサァ~はいい言葉だ。でも 甲子園では通用しない」でした。このコメントに深ぁ~い御苦労の重い意味が込められていました。其れは沖縄人の風土的な気質です。
 1975年7月 沖縄海洋博が開かれました。其の時 本土から安い賃金の労働力を求めて多くの中小企業が進出を図りました。沖縄県も、本土政府も沖縄の発展に繋がればと、大いに乗り気でしたが、残念な事に其れは全部駄目になってしまいました。
 原因は「ナンクルナイサァー」でした。つまり 現地の沖縄人は、本土の人と全く感覚的に別で、<時間を守らない>、<納期を守らない>、<品質を守らない>と会社として基本的な事柄を経験した事が有りませんから、其の<重要性>も<必要性>も知識として皆無なのです。
 だから 仕事に遅刻しても、納期が遅れても、品質が悪くても<其れが何故悪いのか>と言う事を理解出来ないのです。それで 其れを管理者から叱られても「ナンクルナイサァ~!」と捨て台詞を残してサッサと帰って仕舞うのです。納期が遅れて居ても5時になれば帰っちゃって焼酎を飲んで踊り捲って居るし、不良品が出ても、何を注意してもいつも「ナンクルナイサァ~!」です。本土から沖縄進出を目指して行った人達はカンカンに怒って撤退して来ました。
 でも 其れは風土・文化の違いで有って、沖縄の人達が悪いとか言うのでは無くて、本土との余りの違いの激しさがこう言う事になったのです。だから 我喜屋監督が甲子園の選抜大会で優勝出来るまで、<選手達の意識改革>の努力は並大抵のものでは無かったのでしょう。其処に興南高校の成績に、深く思うものがあります。

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