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2011年3月31日木曜日

渋々登場



 東京電力の勝俣恒久会長が漸くテレビに出て来ました。清水社長が病気で入院したので、急遽出ざるを得ない破目になりまして、渋々のご登場になりました。然し此の人も線が細いですねぇ!撫で肩で、まるで屠所に曳かれて行く羊の様にマイクの前に座った姿は、裁判所に召喚された被告人です。
 本当は清水社長が此処に座るべき処を、うまい事病気になって逃げられちゃったので、不本意ながらの記者会見となったのでしょう。其の悔しさと、忌々しさが表情に露わに出て居ました。
 通り一遍の<お詫び>などを喋ったあと、避難民の皆さんに、東電の社員保養所・社宅などの提供の話が出るか?と期待しましたが、全然出ませんでした。全国各地に在る豪華な保養施設には、何万人もの収容能力が有って、苦労をされて居る避難民の皆さんには格好の避難所になるのに、何も言いませんでした。薄情なものです。
 マスコミも こう言う所を鋭く追及すべきなのに、通り一遍の記者会見で済ませて仕舞いました。今回の事故に関しては、マスコミの対応が余りにも突っ込み不足です。ニュースでは同じ画面を繰り返し放送して、報道能力不足と言うか、怠慢と言うか、原発の怠慢といい勝負です。

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