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2007年10月2日火曜日

古典の女たち その2 女の浮気!?!

私は つい最近まで、浮気は男がするもので、ご婦人は決してなさらないものと硬く、かたぁーく信じて居りました。そのため今までに幾度も有ったチャンスを勿体無くも逃してまいりました。(嘘つけ!!)ところが 最近 古典を読むに付け、ご婦人も浮気をなさるのだと言う事に気が付きました。

以前に流行った「昼メロドラマ」とか、やたらと貞淑ぶった奥様が男の強引な誘惑に負けて、遂に不倫を犯してしまい「あぁ 私はいけない女・・・ョョョ」と泣き崩れるのがありましたが、あれはドラマの世界であって、現実にはあんな事があってはならない!! なんて愚かにも思い込んで居りました。だからあの時、もう一押ししておけば・・・残念と悔やまれる事が今になって・・・アッ!!イヤイヤ決してその様な事は有りませんでしたょハイ!有りませんでした。フゥー!!

古典に拠れば 一番古いご婦人の浮気の記録は今から約1,500年前、万葉集に出てくる額田王(ぬかたのおおきみ)でしょう。

最初 天武天皇と恋仲になり、十市皇女を産んで、その後天武天皇の兄の天智天皇と結婚します。それには藤原鎌足の暗躍があったとか言いますが、それでも、前の恋人の天武天皇の事が忘れられなくて、天武天皇に「相聞歌」を贈っています。

あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る

それに対して 天武天皇の返歌

紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆえに われ恋めやも

おぉ 切ないですねぇー でも いけない いけない!!

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