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2009年1月12日月曜日

洒落っ気



今日の寒風吹き荒ぶ富士山です。寒ぅ~い!!

江戸時代の煙草屋さんで「人の値打ちと 煙草の味は 煙になった 後から分かる」と粋な文句の狂歌を店先に貼り出したのを見た、幕府の老中松平定信が、「上手い!!」とばかりに褒美を出したと言う話を某新聞で読みました。お洒落ですねぇ!! 煙草屋さんもお洒落ですが、老中松平定信さんもお洒落心があっていいですね。幕府の老中として幕府の財政改革を進めて、鬼の定信と恐れられた人にしては「やるなぁ~」って感じます。此の人は元々洒落っ気があって、「定信」の文字を分解して「ウ下之人言(うげのひとこと)」と言うペンネームで短歌なぞを書く人でしたから、ユーモアやウイットのセンスがあったのでしょう。
 つまり 私が言いたいのは、今の世の中 余りにもユーモアが無い。「派遣切り」とか「彷徨う派遣村住人」「火事で焼死者が出た」とか暗くてお寒い話題ばかりで救いがありません。特に 政治家達と派遣切りを遣り捲くった経営者達。今の政治家達は自分の選挙の事で精一杯、経営者達は6月末頃の株主総会で決算報告をどう繕って自分の首を繋げるかで精一杯。両者とも派遣社員がどうなろうとも、日本の将来がどうなっても顧慮する暇はありません。それに加えてマスコミが「今年の景気は大変な不況になる」とか悪い事ばかりまくし立てて不安を煽っています。
 今日の成人式を行っている新成人達の暗い事、夢の無い事 可哀想じゃありませんか!!

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