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2009年1月19日月曜日

派遣切り

派遣社員と言う形態の認識が、使用者側も契約社員側にも甘かったと考えられます。
そもそも 日本の企業の拠って立つ所は、薄っぺらなモンジャ焼き見たいなものです。つまり アメリカなどの周りの状況に即・影響されて、激しく変形するグジャグジャなものなんです。そしてそれらを経営する責任者達が、此れ又思慮も度胸も責任感も無い薄っぺらな者達ですから今回の様に国中をひっくり返す大問題になったのです。経団連会長の御手洗さんですら「大分キャノンの派遣切りは、子会社のした事で、親会社のキャノンは関知しません!」と平気で言うくらいですから、日本の企業経営者の無節操で矜持の悪さには言葉もありません。
 然し 一方では、 企業の各社は派遣社員とは契約はしてません。派遣会社と契約しているのであって、然も其の契約条件は、「いつ解雇しても文句は言いません。」と言うものですから此の派遣切りは法律上何の問題もないのです。
 だから 問題にすべきは「人材派遣会社」の方です。小泉内閣時代 規制緩和をした為、雨後の竹の子の様に出来た「人材派遣会社」が浅慮の挙句に行った商売がこんにちの大問題の根本です。だから この問題はトコトン揉めて問題点を出し尽くし改善するべきです。
 一方 派遣社員の側には問題が無かったでしょうか?勿論全部の人がとは言いませんが、自分探し」とか「自分に合った仕事探し」とか言って、「無い物ねだり」を散々した上に「取り敢えず,繋ぎに」とばかり、派遣社員やフリーターになったけれど、現実の厳しさにどうしようもなくて・・・と言う所の人達も少なくないのじゃありませんか? つまり 「就職」と言う事柄を軽く・甘く認識して居た結果いつの間にか泥沼にはまって居る自分に気が付いた。そして「助けてくれぇ~!!」と泣き叫んで居るのではないでしょうか?
 この際 本来「派遣社員」とは、何か特技(簿記や経理、設計技術)を持った人達がなるもので、何も無い人がなれば斯くの如く哀れな末路が待って居ると言う宿命をしっかりと認識すべきです。先ずは自分を鍛えて特技を身につけてからの話です。今回は いい教訓となるでしょう。

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